カンジダ症
概要
抗生物質使用や免疫抑制に続発するカンジダ・アルビカンスの過剰増殖。嗉嚢と口腔に多い。
主な症状
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原因
両生類におけるカンジダ症の原因: 胞子吸入、直接接種、粘膜コロニー形成による真菌感染。免疫抑制、多湿環境、換気不良、長期抗菌薬使用が感受性を高める。
病態生理
カンジダ症は両生類における真菌感染症である。真菌は胞子吸入、直接接種、または粘膜コロニー形成を通じて感染を確立する。菌糸または酵母形態が酵素分解と機械的圧力により組織に侵入し、肉芽腫性炎症反応を惹起する。免疫不全個体は特に感受性が高い。感染は局所にとどまるか、血行性に遠隔臓器へ播種される可能性がある。慢性感染は線維化、組織リモデリング、進行性臓器機能障害を引き起こしうる。
治療
オウムカンジダ症(thrush、moniliasis)の治療: ① そ嚢・口腔・GI でC. albicans感染、幼鳥(雛)に多い—そ嚢内白斑・粘液性そ嚢液、食滞、嘔吐、消化不良。成鳥は免疫抑制(PBFD、PDD、長期抗菌薬、不適切栄養)で発症。② 確定: そ嚢洗浄液KOH/グラム染色(出芽酵母・偽菌糸)、培養(Sabouraud)、PCR。③ 局所治療: ニスタチン経口懸濁液 100,000 IU/羽 PO q8h × 7-14日(第一選択)、投与は強制給餌チューブで直接そ嚢へ。④ 全身治療(重症・難治性): フルコナゾール 10-15 mg/kg PO q24h × 14-21日、ケトコナゾール 30 mg/kg PO q12h(代替)。⑤ そ嚢洗浄: 重症例は鎮静下で滅菌生食でそ嚢洗浄・残留物除去。⑥ 食事改善: ペレット食への切替、新鮮水(毎日交換)、ヨーグルト/プロバイオ。⑦ 環境: 哺乳器具消毒(次亜塩素酸1:32)、繁殖期は親鳥のスクリーニング。Harrison & Lightfoot Clinical Avian Medicine 2006; Speer Current Avian Therapy 4th ed。支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。
予防
カンジダ症の予防には適切な環境湿度・温度の維持、良好な換気、過密の回避、定期的な清掃・消毒、罹患個体の隔離、適切な栄養による免疫機能の維持が含まれる。
予後
カンジダ症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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