卵管閉塞
概要
乾固した卵材料や線維素性残骸による卵管の閉塞。
主な症状
原因
インコにおける卵管閉塞の原因: 乾固した卵材料や線維素性残骸による卵管の閉塞。
病態生理
卵管閉塞はインコにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
治療
内科的管理を先行: 低カルシウム血症があれば10%グルコン酸カルシウム50-100 mg/kg IV/IOを緩徐投与(子宮収縮を増強)。オキシトシン3-5 IU/kg IM(単回投与、20-30分待って反応確認—効果なければ反復しない)。プロスタグランジンE2ゲルを排泄口に局所塗布で通過を促進。加温SC/IO輸液、補助加温28-30℃、加湿。内科的管理が4-6時間以内に失敗した場合: イソフルラン麻酔下での卵管子宮摘出術が根治的治療。衰弱したセキセイインコでは外科的リスクが高い—可能なら手術前12-24時間安定化。抗菌薬: 二次的卵管炎にエンロフロキサシン15 mg/kg PO q12h。メロキシカム0.5-1 mg/kg PO q12-24hで疼痛管理。術後: デスロレリン4.7 mg SCインプラントで再発予防。光周期10-12h明期/12-14h暗期。営巣刺激を除去。慢性産卵による進行性卵管壁肥厚が二次的原因であることが多い。卵詰まりとの鑑別(レントゲンで石灰化卵 vs 軟部組織陰影の閉塞)。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • CPパウダー (プレバイオ+プロバイオ+サイリウム): 腸内細菌叢正常化・腸管バリア強化・腸腎連関 ※CPパウダー: 完全腸閉塞は禁忌
予防
卵管閉塞の予防: 定期健診。適切な栄養。ストレス軽減。早期受診。
予後
卵管閉塞の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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