気嚢炎
概要
気嚢の感染または炎症で、多くの場合呼吸器感染症に続発する。
主な症状
原因
インコにおける気嚢炎の原因: 創傷汚染、経口摂取、吸入、日和見的過剰増殖による細菌コロニー形成。ストレス、免疫抑制、不衛生、過密飼育、併発疾患が素因となる。
病態生理
気嚢炎はインコにおける細菌感染症である。病原菌は付着因子を通じて組織にコロニーを形成し、毒素産生、酵素分泌、免疫回避戦略などの病原性メカニズムを介して侵入する。好中球浸潤、サイトカイン放出、補体活性化を含む炎症カスケードが生じる。組織損傷は細菌の直接作用と宿主の炎症反応の両方に起因する。菌種と宿主の免疫状態に応じて、膿瘍形成、敗血症、または慢性肉芽腫性炎症が発生しうる。
治療
気嚢炎は積極的治療が必要—鳥類気嚢は無血管で全身抗菌薬の到達が不良、ネブライゼーションが重要補助。全身抗菌薬(C&S基準、経験的): エンロフロキサシン15 mg/kg PO/IM q12h(第一選択)またはアモキシシリン・クラブラン酸125 mg/kg PO q12h×最低14-21日間。【ネブライゼーション(不可欠)】: F10SC 1:250 q12h×15分、またはアミカシン50 mg/mL q12h×15分、またはエンロフロキサシン5 mg/mL q12h×15分。基礎原因治療: アスペルギルス(イトラコナゾール5-10 mg/kg PO q12-24h)、クラミジア(ドキシサイクリン25-50 mg/kg PO q24h×45日間)。呼吸困難に酸素。加温皮下輸液50-100 mL/kg/日。保温28-30°C。食欲不振時そ嚢チューブ給餌。メロキシカム0.5-1 mg/kg PO q12-24h。換気改善。レントゲンq2-4週でモニタリング。慢性肉芽腫性変化では予後要注意。
予防
気嚢炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
気嚢炎の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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