異物誤飲
概要
装飾品、床材、エンリッチメント用品などの非食品の誤飲です。
主な症状
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臨床徴候
トカゲにおける異物摂取の臨床徴候は外傷部位と重症度により異なる。骨折: 跛行(非荷重)・腫脹・捻髪音・変形・疼痛。裂傷: 出血・組織欠損・感染リスク。内臓損傷: ショック徴候・腹部緊張・呼吸困難(横隔膜ヘルニア・気胸)。脳挫傷: 意識低下・瞳孔異常・運動失調・発作。脊椎損傷: 麻痺・反射異常・排尿障害。重度外傷では多発外傷の評価と緊急安定化が予後を左右する。
原因
消化器系組織への物理的外傷が原因。転落・ケージ損傷・取扱い事故・同居個体や捕食者からの咬傷・環境危険物が一般的原因。トカゲの解剖学的特性が特定の損傷タイプへの素因となりうる。二次合併症として感染・治癒遅延・慢性疼痛がある。
病態生理
トカゲの消化器系組織への外傷性損傷は、挫傷・裂傷・骨折を含む直接的な機械的組織損傷を引き起こす。急性炎症反応により浮腫・出血・疼痛が生じる。二次合併症として細菌汚染・感染・治癒遅延がある。トカゲでは損傷からのストレスが追加の全身合併症を引き起こしうる。
診断
異物誤飲の診断はX線検査で消化管内の不透過性異物(石・金属片)を検出する。基質(砂・バークチップ・人工芝片)の誤飲はX線で描出困難な場合があり、バリウム造影で充填欠損を確認する。超音波検査で腸管壁浮腫・蠕動異常を評価し、血液検査で閉塞に伴う脱水・電解質異常を確認する。フトアゴヒゲトカゲの幼体はカルシウムサンド・小石を頻繁に誤飲し、致死的腸閉塞の原因となる。
治療
トカゲにおける異物誤飲の治療: 原因の鑑別診断に基づく特異的治療。支持療法(輸液・栄養・疼痛管理)。環境管理。定期的なモニタリングと治療調整。
予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
外傷の予後は損傷の重症度と合併症の有無に依存する。軽度外傷は適切な創傷管理で予後良好。重度外傷、多発骨折、脊髄損傷は予後慎重〜不良。早期治療と適切な疼痛管理が回復を促進する。
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