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モルモット (Guinea Pig) 感染症 緊急

仮性結核菌感染症

Yersinia pseudotuberculosis Infection / 仮性結核菌感染症

概要

複数臓器に乾酪性リンパ節炎と肉芽腫性病変を引き起こす細菌感染。人獣共通感染症の可能性があります。

主な症状

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臨床徴候

モルモットにおける仮性結核菌感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。

原因

モルモットにおける仮性結核菌感染症の原因: 複数臓器に乾酪性リンパ節炎と肉芽腫性病変を引き起こす細菌感染。人獣共通感染症の可能性があります。

病態生理

抗酸菌はマクロファージ内で生存・増殖し、細胞性免疫による肉芽腫(結節)を諸臓器(肺・肝・脾・腸)に形成する。緩徐に進行し、慢性消耗・臓器機能不全を招く。

診断

慢性消耗・下痢・腹部腫瘤(腸間膜リンパ節腫大)を評価する。糞便培養でYersinia pseudotuberculosisを分離し、冷温増菌法で検出感度を向上させる。血清学的検査(凝集反応)で抗体価を測定。腹部超音波で腸間膜リンパ節・肝臓・脾臓の結節性病変(乾酪性肉芽腫)を確認する。結核様の肉芽腫性病変が特徴で、病理組織検査で確定する。野生齧歯類・汚染飼料からの感染経路を聴取し、人獣共通感染症としての注意喚起も行う。

治療

モルモットマイコバクテリウム症: 主にM. avium complex(免疫不全個体で発症)。① 治療プロトコル: リファンピシン 10-20 mg/kg PO q24h + クラリスロマイシン 15-25 mg/kg PO q12h + エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO q24h、6-12ヶ月。② 多くの症例で完全治癒困難。重症例・人獣共通リスクは安楽死を検討。③ 月1回のCBC・肝酵素モニタ。⚠⚠ 人獣共通感染症: M. tuberculosis complex (M. bovis)、M. avium complex は免疫不全者に 重大リスク。診断確定時は公衆衛生当局への報告と家族の医療相談を強く推奨。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 経口ペニシリン・アンピシリン・セファロスポリンは禁忌(Clostridium difficile腸炎を誘発)。

予防

仮性結核菌感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

仮性結核菌感染症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 アンピシリン 💊 メロキシカム

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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