クレブシエラ肺炎
概要
クレブシエラ・ニューモニエによる重症細菌性肺炎で、しばしば多剤耐性です。
主な症状
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臨床徴候
モルモットにおけるクレブシエラ肺炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。 呼吸器症状(咳・くしゃみ・鼻汁・呼吸困難)が前景となり、進行例では肺炎徴候を呈する。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
モルモットにおけるクレブシエラ肺炎の原因: クレブシエラ・ニューモニエによる重症細菌性肺炎で、しばしば多剤耐性です。
病態生理
莢膜を持つクレブシエラは食菌に抵抗して増殖し、化膿性・壊死性の肺炎・膀胱炎・子宮感染・敗血症を起こす。多剤耐性(ESBL産生)株が問題となる。
診断
胸部X線で肺野浸潤影・気管支肺炎パターン・胸水を評価。気管洗浄液の細菌培養・感受性試験でKlebsiella pneumoniaeを同定(多剤耐性菌に注意)。CBC(好中球増多・左方移動・毒性変化)。血液生化学(急性期蛋白上昇)。動脈血ガス分析(重症時の低酸素評価)。鑑別:Bordetella・Pasteurella・Streptococcus肺炎。ペニシリン系・リンコサミド系の経口投与は致死的腸内細菌叢破壊のため禁忌。
治療
モルモットにおけるクレブシエラ感染症: ① ESBL産生株が多くNon-CarbapenemとTrim/Sulf耐性多発。培養感受性必須。② 第一選択(感受性確認後): エンロフロキサシン 10 mg/kg PO/IM q12-24h、アミカシン 15-20 mg/kg IM q24h(腎機能・TDM必須)、セフタジジム 20-30 mg/kg IM q12h、メロペネム 8-12 mg/kg IV q8h(ESBL/重症例)。③ 主に肺炎・尿路感染・敗血症—臓器別の支持療法を同時並行。④ ⚠院内感染源として重要—入院・在宅環境の徹底消毒(次亜塩素酸1:10、グルタラール2%)。⑤ 免疫不全動物(FIV・ステロイド長期)で重症化リスク。
予防
クレブシエラ肺炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
クレブシエラ肺炎の予後: 軽度の上部気道感染は治療に良好に反応。肺炎は早期治療で予後改善。慢性呼吸器疾患は長期管理が必要。
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