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モルモット (Guinea Pig) 消化器 中等度

乳汁うっ滞

Galactostasis / 乳汁うっ滞

概要

乳腺への乳汁蓄積とうっ滞で、管理されなければ乳腺炎に進行することがあります。

主な症状

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臨床徴候

モルモットにおける乳汁うっ滞の臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。

原因

モルモットにおける乳汁うっ滞の原因: 乳腺への乳汁蓄積とうっ滞で、管理されなければ乳腺炎に進行することがあります。

病態生理

乳汁うっ滞はモルモットにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。

診断

分娩後の乳腺の視診・触診で乳腺の腫脹・硬化・疼痛・熱感を確認(乳汁うっ滞)。乳汁の搾出検査で色調・粘稠度の変化、血液/膿汁の混入を確認。乳汁の細菌培養で二次感染(乳腺炎への移行)を除外。CBC(感染時の好中球増多)・血液生化学。乳腺超音波で膿瘍形成・腫瘤を除外。仔モルモットの哺乳状態を確認。鑑別:乳腺炎、乳腺腫瘍、乳腺膿瘍。温罨法・マッサージによる乳汁排出を試みる。

治療

乳汁うっ滞の治療: (1) 温罨法とマッサージ — 患側乳腺に温罨法(38-40℃)10-15分 TID-QID。その後遠心性(外向き)に愛護的マッサージで乳汁排出を促進。新生仔が適切に授乳しているか確認;授乳不足(虚弱・病的仔)の場合: 患側乳腺をBID搾乳し仔にモルモット用ミルクリプレーサーを補助。(2) 疼痛・炎症管理 — メロキシカム0.3-0.5mg/kg PO SID 5-7日間(この用量では授乳中も安全)。重度疼痛に初回48時間はブプレノルフィン0.05mg/kg SC BID。(3) 乳腺炎への進行モニタリング — 熱感・発赤・硬結・膿性分泌物出現時: 乳汁の細胞診(細胞内細菌、変性好中球で乳腺炎確定)。直ちに抗菌薬開始: エンロフロキサシン5-10mg/kg PO BID 10-14日間またはTMS 15-30mg/kg PO BID。重要: ペニシリン/アモキシシリンは致死的 — βラクタム系は絶対禁忌。(4) 栄養サポート — 授乳中の雌は栄養要求量増加: アルファルファ干草(授乳期はチモシーより高Ca/高蛋白)、ペレット増量、ビタミンC 100-200mg/日。水分摂取量確保。(5) 離乳の検討 — 乳腺炎が重度/難治性の場合: 2-3週齢で早期離乳(モルモットの仔は生後すぐ固形食摂取可能)。可能なら段階的に離乳。(6) 外科的介入 — 膿瘍形成時: 鎮静下(ミダゾラム0.5-1mg/kg IM + ブトルファノール0.2-0.4mg/kg IM)で切開排膿、クロルヘキシジン0.05%で洗浄。重度/壊死性乳腺炎は乳腺摘出が必要な場合あり。(7) モニタリング — 治療中は毎日乳腺を触診。3-5日後に再評価。仔の体重増加を確認し適切な栄養を担保。

予防

乳汁うっ滞の予防: 適切な食事管理(急激な食事変更を避ける)。繊維質の適切な摂取。異物誤食の予防。定期的な糞便検査。

予後

乳汁うっ滞の予後: 急性消化器疾患は多くが治療に良好に反応。閉塞性疾患は早期外科介入で予後良好。慢性疾患は食事管理で長期管理可能。

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