薄筋・半腱様筋ミオパチー
概要
大腿筋の線維性ミオパチーで、ジャーマンシェパードに多く、特徴的な短い歩幅の歩行を引き起こします。
主な症状
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原因
犬のダニ症(疥癬・毛包虫症等)は皮膚に寄生するダニ(Sarcoptes・Notoedres・Demodex・Otodectes・Cheyletiella・Psoroptes・Trixacarus 等)による。多くは直接接触で伝播する。
病態生理
疥癬類は表皮内に穿孔してアレルギー性の激しい掻痒・痂皮・脱毛を、毛包虫は毛包内で増殖して膿皮症を伴う脱毛を、耳ダニは外耳道で耳垢増生・外耳炎を起こす。掻破による二次感染を伴いやすい。
治療
薄筋・半腱様筋ミオパチー(線維化性ミオパチー)は、筋の線維化による慢性・進行性の機械的跛行で、内科・外科いずれも再発率が高い難治性疾患である。保存療法として理学療法・ストレッチ・温熱療法・体重管理で可動域の維持を図る。外科的に線維化帯の切除や筋切離を行っても瘢痕の再形成による再発が多い。鎮痛(NSAID)を行いつつ、競技復帰よりも日常活動の維持という現実的なQOL目標を設定する。駆虫薬は無効である。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
犬における薄筋・半腱様筋ミオパチーの予防は定期的駆虫・媒介動物制御・環境衛生の3本柱。消化管寄生虫: 子犬子猫は2-4週齢から繰返し駆虫、成獣は便検査結果に基づく定期投与。心血管寄生虫(フィラリア): 流行地での年間予防投与(イベルメクチン・ミルベマイシン等)。外部寄生虫: 月1回の外部寄生虫予防薬投与、環境清掃。散歩後のダニチェック、媒介動物(ダニ・蚊・ノミ)の生息環境改善も重要。
予後
犬における薄筋・半腱様筋ミオパチーの予後は寄生虫種・寄生数・宿主免疫状態・治療反応性により異なる。早期発見と適切な駆虫薬投与により多くの寄生虫症は良好な予後だが、重度感染・心血管寄生虫・血液寄生虫では治療反応が遅延する。再感染予防のための環境管理・媒介動物制御の継続が長期予後を左右する。免疫不全状態では治療抵抗性となるため、基礎疾患管理も並行する。
関連する薬品
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