尾切断部感染
概要
皮膚剥離損傷または外科的切断後の尾断端の感染で、抗生物質療法が必要です。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおける尾切断部感染の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
デグーにおける尾切断部感染の原因: 皮膚剥離損傷または外科的切断後の尾断端の感染で、抗生物質療法が必要です。
病態生理
尾切断部感染はデグーにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。
診断
断尾端の腫脹・発赤・排膿・悪臭・縫合離開を視診で評価。創傷スワブの細菌培養・感受性試験で原因菌を同定。CBC(白血球増多・左方移動)で全身感染の波及を確認。血液生化学で臓器障害を評価。X線で尾椎の骨髄炎を確認。断尾術後の経過日数・術後管理の適切さを聴取。床材汚染による創傷感染が多い。再手術(感染組織のデブリードマン・断端の再切除)の適応を判断。デグーの齧歯行動による縫合糸除去にも注意が必要である。
治療
デグーにおける尾切断部感染の治療: まず安定化(気道・呼吸・循環)、疼痛管理、創傷ケアを優先。創の洗浄・デブリードマン後、一次閉鎖/二次治癒/再建を適宜。汚染創には広域抗菌薬。骨折には副子固定または外科的固定。【補助鎮痛・抗炎症(grade B・モルモット PK 外挿)】メロキシカム 1.5 mg/kg PO/IV(経口BA 54%・t½ 約3.7h/至適用量は未確立との報告あり。腎・脱水・消化管に注意し最小限)。遅発性合併症をモニタリング。※一次抗菌薬の具体的薬剤・用量・期間は Carpenter 6th 等のフォーミュラリで確定すること。
予防
尾切断部感染の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。
予後
尾切断部感染の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。
関連する薬品
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