マイコプラズマ感染症
概要
マイコプラズマ・プルモニスによる慢性呼吸器感染で、持続的な鼻炎と肺炎の可能性があります。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおけるマイコプラズマ感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
デグーにおけるマイコプラズマ感染症の原因: マイコプラズマ・プルモニスによる慢性呼吸器感染で、持続的な鼻炎と肺炎の可能性があります。
病態生理
マイコプラズマは気道・関節・結膜の粘膜上皮に付着して線毛障害と慢性炎症を起こし、慢性呼吸器疾患・結膜炎・多発性関節炎を招く。細胞壁を欠くためβラクタム薬が無効。
診断
PCR検査(鼻腔洗浄液・気管洗浄液・血液)でMycoplasma属DNAを検出。培養は特殊培地(PPLO培地等)が必要で成長に7-21日を要する。血清学的検査でペア血清の抗体価上昇を確認。CBC・血液生化学で白血球増多・貧血を評価。胸部X線で間質性肺炎パターンを確認。気管洗浄液の細胞診で好中球優位の炎症を評価。デグーでは上部気道感染から下部気道への進行が懸念される。同居個体の呼吸器症状の有無を確認し、ストレス(単独飼育・不適切な温度)が免疫低下の誘因となるため飼育環境を聴取
治療
デグーにおけるマイコプラズマ感染症の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
マイコプラズマ感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
マイコプラズマ感染症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。
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