ボルデテラ肺炎
概要
ボルデテラ・ブロンキセプティカによる重症肺炎で、若齢や免疫不全のデグーに致死的になり得ます。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおけるボルデテラ肺炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
デグーにおけるボルデテラ肺炎の原因: ボルデテラ・ブロンキセプティカによる重症肺炎で、若齢や免疫不全のデグーに致死的になり得ます。
病態生理
デグーのボルデテラ肺炎はB. bronchisepticaによる下部気道感染で、モルモット・ウサギ・犬からの種間伝播がリスク因子。B. bronchisepticaの気管毒素→繊毛運動麻痺→粘液繊毛クリアランス破綻→化膿性気管支肺炎。デグーは社会的ストレスに敏感で、群れの序列争いや環境変化が免疫低下→発症の引き金。臨床徴候:くしゃみ、鼻汁、努力性呼吸、食欲不振。呼吸器症状が顕在化した時点で既に肺炎が進行していることが多い (Jekl V & Knotek Z. 2011)。
診断
聴診で呼吸音異常を確認。胸部X線で肺浸潤影を評価。鼻腔・気管スワブの細菌培養でBordetella bronchisepticaを同定。PCRによる迅速検出も有用。CBC(白血球増多)で感染の重症度を判定。他のげっ歯類(モルモット・ウサギ)との同居歴の聴取が重要(Bordetella感染源となる)。鼻汁・くしゃみ・呼吸促迫が主要臨床徴候。デグーは気道が細く、上気道感染が急速に下気道へ波及する。環境ストレス・過密飼育が発症リスクを増加させる。
治療
デグーにおけるボルデテラ肺炎の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
ボルデテラ肺炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
ボルデテラ肺炎の予後: 軽度の上部気道感染は治療に良好に反応。肺炎は早期治療で予後改善。慢性呼吸器疾患は長期管理が必要。
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