誤嚥性肺炎
概要
食物や液体の誤嚥による肺感染。不適切なシリンジ給餌が原因になりやすい。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおける誤嚥性肺炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。 呼吸器症状(咳・くしゃみ・鼻汁・呼吸困難)が前景となり、進行例では肺炎徴候を呈する。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
呼吸器系組織への物理的外傷が原因。転落・ケージ損傷・取扱い事故・同居個体や捕食者からの咬傷・環境危険物が一般的原因。デグーの解剖学的特性が特定の損傷タイプへの素因となりうる。二次合併症として感染・治癒遅延・慢性疼痛がある。
病態生理
デグーの呼吸器系組織への外傷性損傷は、挫傷・裂傷・骨折を含む直接的な機械的組織損傷を引き起こす。急性炎症反応により浮腫・出血・疼痛が生じる。二次合併症として細菌汚染・感染・治癒遅延がある。デグーでは損傷からのストレスが追加の全身合併症を引き起こしうる。
診断
胸部X線で腹側肺葉の重力依存性浸潤影を確認。CBC(白血球増多)・生化学。発症前の状況聴取(シリンジ強制給餌・嘔吐・歯科処置後の頭位不良)。気管洗浄液の細胞診・培養。デグーは嘔吐反射が弱く、胃内容物の誤嚥リスクがある。歯科処置時の不適切な体位や、GI stasis時の逆流が主な原因。パルスオキシメトリーまたは動脈血ガスで低酸素血症を評価。
治療
デグーにおける誤嚥性肺炎の治療: 抗菌薬(培養感受性に基づく)。ネブライゼーション。酸素療法(重症時)。保温。栄養サポート。環境改善(換気・粉塵低減)。
予防
予防には適切な飼育管理(適切な食事・清潔な環境・最適な温湿度);定期的な獣医師の健康診断;新規動物の検疫;ストレス軽減;種特異的予防措置が含まれる
予後
外傷の予後は損傷の重症度と合併症の有無に依存する。軽度外傷は適切な創傷管理で予後良好。重度外傷、多発骨折、脊髄損傷は予後慎重〜不良。早期治療と適切な疼痛管理が回復を促進する。
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