細網内皮症
概要
レトロウイルスによる免疫抑制、発育不良、リンパ系腫瘍を引き起こす鳥類の疾患。
主な症状
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原因
鳥における細網内皮症の原因: レトロウイルスによる免疫抑制、発育不良、リンパ系腫瘍を引き起こす鳥類の疾患。
病態生理
細網内皮症はレトロウイルス(REV)によるリンパ腫瘍性疾患。免疫抑制、慢性消耗、リンパ腫の発生を引き起こす。体重減少、肝脾腫、皮膚腫瘤、貧血を呈する。七面鳥やアヒルで多いが、他の鳥類でも報告がある。REVはワクチン汚染や昆虫媒介で伝播し、急性型(壊死性脾炎)、免疫抑制型(T細胞枯渇)、慢性腫瘍型(T細胞リンパ腫)の3病型に分類される。確定診断はPCRによるウイルスゲノム検出と病理組織検査による。有効な治療法はなく、発症例の予後は不良。
治療
【鳥における細網内皮症】 細網内皮症は鳥における正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例は鳥専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。
予防
細網内皮症の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
細網内皮症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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