卵詰まり(難産)
概要
カルシウム欠乏、肥満、卵管機能障害による卵の排出不能。
主な症状
原因
鳥における卵詰まり(難産)の原因: カルシウム欠乏症(最重要因子、特に食事が不十分な種では深刻)、肥満(狭い総排泄腔が産卵障害の原因)、栄養不良(プロテイン・ビタミンA欠乏)、卵管炎(細菌感染)、卵管無力症(ホルモン不均衡、若年初産、老齢での産卵)、不適切な飼育環境(巣材不足、温度低下)、過度のストレス、多産による卵管疲弊。
病態生理
卵詰まり(難産)は両生類における生殖器疾患である。ホルモンバランスの異常、構造異常、または生殖器への感染過程を伴う。性ホルモンの調節障害は生殖器官の嚢胞性変化、過形成、または腫瘍形成を引き起こしうる。産科的合併症は機械的閉塞や代謝異常を引き起こし、母体と産子の両方を脅かす。生殖器の二次細菌感染は全身性敗血症に進行しうる。
治療
鳥における卵詰まり(難産)の緊急治療: まずグルコン酸カルシウム50-100mg/kg IM(緩徐投与)で子宮筋収縮力を回復。カルシウム投与20-30分後にオキシトシン3-5IU/kg IM(カルシウム投与前のオキシトシン単独投与は効果不十分)。温浴(35-38℃)と高湿度環境(70-80%)で筋弛緩を促進。総排泄腔に水溶性潤滑剤を塗布。静かで暗い環境に安置(30-60分間隔で排卵を確認)。内科的管理に反応しない場合、経総排泄腔的に卵殻を穿刺・吸引し圧壊排出。それでも排出不能な場合は全身麻酔下で外科的卵管切開術。術後はブプレノルフィン鎮痛、補液、保温。慢性的な卵詰まりにはホルモン治療(リュープロライド酢酸塩700-800μg/kg IM)または卵管摘出術を検討。
予防
卵詰まり(難産)の予防: 適時の避妊去勢手術(繁殖予定がない場合)。妊娠期の適切な栄養管理。分娩の監視。
予後
卵詰まり(難産)の予後: 避妊去勢術で根治可能な疾患が多い。難産は早期介入で母子の予後改善。
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