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鳥 (Bird) 感染症 重度

クラミジア症肝型

Chlamydiosis – Hepatic Form / クラミジア症肝型

概要

肝腫大とビリベルジン尿を伴う肝臓主体のクラミジア・シタッシ感染。

主な症状

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臨床徴候

鳥におけるクラミジア症肝型の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。

原因

鳥におけるクラミジア症肝型の原因: 肝腫大とビリベルジン尿を伴う肝臓主体のクラミジア・シタッシ感染。

病態生理

鳥では、吸入・経口侵入した基本小体が気道・消化管上皮細胞内に取り込まれ、封入体内で網様体へ変化して増殖する。血行性に肝・脾へ播種し、肝脾腫・気嚢炎・結膜炎・腸炎を引き起こす。緑色~黄緑色の尿酸(肝障害・胆汁うっ滞による biliverdin 排泄)、呼吸器症状、削痩を呈する。ドキシサイクリンによる45日間の長期治療を要する。

診断

沈鬱・食欲廃絶・黄色〜緑色尿酸塩(ビリベルジン尿)・肝腫大の臨床評価。排泄腔・後鼻孔スワブのPCR検査でChlamydia psittaci DNAを検出。血液生化学(採血量≤体重の1%)で肝酵素著増(AST・LDH・GGT)・胆汁酸上昇・アルブミン低下を確認。CBC でヘテロフィル著増・単球増多・毒性変化を評価。腹部超音波で肝腫大・肝実質エコー異常を検出。肝生検でクラミジア封入体を確認。鳥類の肝型クラミジア症はオカメインコ・セキセイインコで急性肝不全として発現し致死的となりうる

治療

鳥クラミジア症(オウム病、Chlamydia psittaci): ① ⚠人獣共通—取扱注意(人psittacosis原因)。② 確定: PCR(咽頭・総排泄腔スワブ)、IFA、ELISA、培養(困難)。③ 第一選択: ドキシサイクリン 25-35 mg/kg PO q24h × 45日—長期治療必須。経口困難例はdoxycycline hyclate IM 75-100 mg/kg q5-7日 × 6-7回。④ 代替: アジスロマイシン 40 mg/kg PO q48h × 45日、エンロフロキサシン 15 mg/kg PO q12h × 21日(軽症)。⑤ 支持療法: 強制給餌(Emeraid Carnivore/Omnivore)、輸液 50-100 mL/kg/日 SC、保温30-32℃。⑥ 環境消毒: 1:1000ベンザルコニウム塩化、3%ホルマリン、quaternary ammonium、5%漂白剤。⑦ 隔離: 治療中・治療後2ヶ月は他鳥との接触回避。⑧ 飼主教育: 人感染リスク(インフルエンザ様症状で受診時にpsittacosis申告)、PPE使用。⑨ 都道府県保健所への届出(家畜伝染病予防法)。Compendium of Measures to Control C. psittaci, CDC/NASPHV 2017。支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。

予防

クラミジア症肝型の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

クラミジア症肝型の予後: 原因と重症度による。急性肝疾患は早期治療で回復可能。慢性肝疾患は長期管理で QOL 維持可能。肝不全は予後不良。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 ドキシサイクリン 💊 アジスロマイシン

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