ショートボディ症候群
概要
オタマジャクシおよび子ガエルにおける先天的・発達的な軸骨格短縮。
主な症状
原因
両生類におけるショートボディ症候群の原因: オタマジャクシおよび子ガエルにおける先天的・発達的な軸骨格短縮。
病態生理
ショートボディ症候群は両生類における先天性・遺伝性疾患である。胚発生中の発達異常または遺伝子変異に起因する。構造的奇形により正常な臓器の発達と機能が障害される。遺伝子変異は酵素活性、構造タンパク質、調節経路に影響しうる。出生時に存在するか、動物の成長に伴い発現する場合がある。選択的交配により特定の品種・系統で遺伝性疾患の有病率が高まることがある。
治療
両生類ショートボディ症候群(SBS)の治療 — 幼生/子ガエルの先天性・発達性軸骨格短縮; SLS同様、発達完了後は治療不可 — 罹患個体の支持療法と将来群での予防が主眼。【1】診断: 側面X線で椎骨数減少/椎骨癒合観察; 特徴的「猫背」または圧縮体型; MBD/外傷/ラナウイルス骨髄炎による後弯/側弯との鑑別。SBS診断は初期幼生期から存在する明確な発達奇形に限定。【2】支持療法(QOL十分な罹患個体): 浅い整頓された飼育容器、低収容密度、柔軟基質、餌・水への競合なしアクセス確保、捕食不能時はチューブ/補助給餌、週1回体重評価。体格維持不能、呼吸障害、QOL不十分時は安楽死適応。【3】構造異常を戻す薬物療法なし。高齢罹患個体で二次的変形性関節症/神経根圧迫痛発症時はメロキシカム0.1 mg/kg経皮/IM q24-48h。【4】予防(主目標): (a)水質 — SBSは初期幼生期の亜硝酸塩/アンモニア上昇、温度極端、pH不良と強く相関; アンモニア/亜硝酸塩0 ppm、pH 6.5-7.5、安定した種特異的温度維持; (b)栄養 — 十分な蛋白質、Ca:P比1.5-2:1、ビタミンD3、微量元素を含むバランスの取れた幼生食; 単一食回避; (c)遺伝管理 — 複数産卵で罹患率>5%なら近交係数調査、必要なら繁殖親更新; (d)幼生密度 — 過密回避(Fejervarya, Rhacophorus, Ranoidea属が特に感受性)。【5】記録: 孵化容器、水質パラメータ、両親系統の記録; 罹患同胞群は繁殖に使用しない。参考文献: Pessier 2013, Wright & Whitaker 2001, Densmore & Green 2007 ILAR J, Whitaker 2001 Vet Clin NA。
予防
ショートボディ症候群の予防: 定期健診。適切な栄養。ストレス軽減。早期受診。
予後
ショートボディ症候群の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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