ウーディニウム症(ベルベット病)
概要
水棲両生類にベルベット様皮膚被覆を引き起こすウーディニウム渦鞭毛虫感染症。
主な症状
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臨床徴候
両生類におけるウーディニウム症(ベルベット病)の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
両生類におけるウーディニウム症(ベルベット病)の原因: 水棲両生類にベルベット様皮膚被覆を引き起こすウーディニウム渦鞭毛虫感染症。
病態生理
ウーディニウム症(ベルベット病)は両生類における皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。
診断
皮膚・鰓のウェットマウント鏡検でOodinium属の栄養体(trophont:球形・金褐色)を確認する。肉眼的には皮膚表面のベルベット様(金粉様)の光沢が特徴的である。透過性皮膚への寄生は両生類で特に重篤な影響を及ぼし、浸透圧調節障害を引き起こす。水質検査(NH3・NO2・pH・水温)を行い、ライフサイクル(trophont→tomont→dinospore)に基づいた治療タイミングを計画する。ウーパールーパーでは外鰓への寄生も評価する。水温と光周期が増殖に影響する。
治療
両生類ウーディニウム症(ベルベット病、Piscinoodinium pillulare)の治療 — 水棲両生類(特にアホロートル、水棲カエル)に金/錆色のベルベット様被覆を引き起こす渦鞭毛虫外部寄生; 伝染性強く未治療なら急速致死。【1】診断: 皮膚掻爬湿潤標本で根状突起で付着する洋ナシ形渦鞭毛虫栄養体(50-100 μm)観察; 直接照明下で金色屈折ダスト外観; Ichthyophthirius(より大きく円形)およびCostia(より小さく鞭状)との鑑別。【2】第一選択治療: 7-10日間タンク遮光(ウーディニウムは自由遊泳期に光合成要 — 単独でも寄生負荷著減); 硫酸銅併用 0.15-0.20 mg/L遊離銅 × 10日、連続銅試薬モニタリング(注意: 両生類は魚より銅感受性 — 0.10 mg/Lから開始し漸増; 一部サンショウウオ/幼生には禁忌); またはリン酸クロロキン 10 mg/L浴 × 10日(感受性種には安全な代替、Francis-Floyd 1995)。【3】温度管理: 水温2-3℃上昇(種許容範囲内)で寄生虫ライフサイクル加速と治療期間短縮; 冷水性アホロートルには非適用。【4】環境除染: 全水交換、器具は10%次亜塩素酸Naで消毒(自由遊泳dinosporeは宿主なしで24時間以内死滅)。【5】支持療法: 0.1-0.3%食塩浴(耐性種のみ)で浸透圧ストレス軽減; 二次細菌感染はセフタジジムで治療。【6】モニタリング: 皮膚掻爬をq72hで再検; 全ライフサイクル治療を最短10-14日(被嚢tomontは耐性)。参考文献: Wright & Whitaker 2001, Noga 2010, Francis-Floyd 1995 UF Extension。
予防
ウーディニウム症(ベルベット病)の予防: 定期健診。適切な栄養。ストレス軽減。早期受診。
予後
ウーディニウム症(ベルベット病)の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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