💊 N-アセチルシステイン
N-Acetylcysteine (NAC) / N-アセチルシステイン
作用機序
グルタチオン前駆体。肝臓のグルタチオン貯蔵を補充する。アセトアミノフェン解毒薬。粘液溶解薬でもある。
Glutathione precursor; replenishes hepatic glutathione stores. Acetaminophen antidote. Also mucolytic.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | 140 mg/kg 静注/経口 初回、その後70 mg/kg 6時間毎x7回(アセトアミノフェン中毒) | アセトアミノフェン中毒の重要な解毒薬。肝保護薬としても |
| 猫 Cat |
✓ 可 | 140 mg/kg 静注初回、その後70 mg/kg 静注6時間毎x最低12回 | 猫のアセトアミノフェン中毒に【必須】- 猫は低用量で毒性代謝物を形成 |
| 馬 Horse |
✓ 可 | 140 mg/kg 経口初回、その後70 mg/kg 6時間毎 | 各種原因による肝毒性に |
| うさぎ Rabbit |
✓ 可 | 140 mg/kg 静注/経口初回 | 肝保護に |
| ハムスター Hamster |
✓ 可 | 70 mg/kg 経口/皮下 8時間毎 | 粘液溶解・肝保護 |
| モルモット Guinea Pig |
✓ 可 | 70 mg/kg 経口/静注 6-8時間毎 | 粘液溶解薬・抗酸化剤。肝保護に使用 |
| フェレット Ferret |
✓ 可 | 猫と同じプロトコル | 中毒症例に |
| フクロモモンガ Sugar Glider |
✓ 可 | 70 mg/kg 経口/皮下 8時間毎 | (小型哺乳類データから推定) 粘液溶解・肝保護 |
| デグー Degu |
✓ 可 | 70 mg/kg 経口/皮下 8時間毎 | (小型げっ歯類データから推定) 粘液溶解・肝保護 |
| 鳥 Bird |
✓ 可 | 100-200 mg/kg 経口 8時間毎 | 肝保護薬。呼吸器の粘液溶解薬としても |
| インコ Parakeet |
✓ 可 | 100-200 mg/kg 経口 8時間毎 | (鳥類データから推定) 肝保護薬。呼吸器の粘液溶解薬としても |
| オウム Parrot |
✓ 可 | 100-200 mg/kg 経口 8時間毎 | (鳥類データから推定) 肝保護薬。呼吸器の粘液溶解薬としても |
| 爬虫類 Reptile |
✓ 可 | 50-70 mg/kg 経口/皮下 8時間毎 | 粘液溶解・肝保護 |
| リクガメ Tortoise |
✓ 可 | 50-70 mg/kg 経口/皮下 8時間毎 | (爬虫類データから推定) 粘液溶解・肝保護 |
| ヘビ Snake |
✓ 可 | 50-70 mg/kg 経口/皮下 8時間毎 | (爬虫類データから推定) 粘液溶解・肝保護 |
| トカゲ Lizard |
✓ 可 | 50-70 mg/kg 経口/皮下 8時間毎 | (爬虫類データから推定) 粘液溶解・肝保護 |
主な副作用
- ⚠️ 悪心/嘔吐(経口)
- ⚠️ アナフィラキシー様反応(静注 - まれ)
- ⚠️ 気管支痙攣(ネブライザー)
禁忌・注意
🚫 中毒治療においては絶対的禁忌なし。
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| Activated charcoal | Charcoal adsorbs NAC; give separately or IV |
| Nitroglycerin | Enhanced hypotensive effect |
この薬が使われる疾患
アセトアミノフェン中毒 猫
アセトアミノフェン中毒 犬
アセトアミノフェン中毒(急性) 猫
抗生物質毒性(Guinea Pig) モルモット
抗生物質毒性(Degu) デグー
抗生物質関連腸内細菌叢異常 チンチラ
抗生物質関連腸毒素血症 モルモット
殺鼠剤中毒 馬
ヒ素中毒 馬
アボカド中毒(Parakeet) インコ
アボカド中毒(インコ) インコ
ニセアカシア中毒 馬
ブラックウォールナット中毒 馬
ツチハンミョウ中毒 馬
鼓脹症(急性盲腸鼓腸) チンチラ
藍藻中毒 馬
犬感染性肝炎 犬
強心配糖体中毒 馬
ヒマ中毒 馬
化学物質中毒(農薬・重金属) 両生類
チョコレート中毒 オウム
銅中毒 両生類
シアン化物中毒 馬
深部角膜潰瘍(溶解性) 馬
肝臓保護薬の他の薬品
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※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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