深部角膜潰瘍(溶解性)
概要
角膜実質の溶解を伴う深部潰瘍。穿孔のリスク。緊急治療が必要。
主な症状
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病態生理
感染病原体と活性化した好中球・角膜細胞が大量のマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP-2/9)とコラゲナーゼ・セリンプロテアーゼを産生し、実質コラーゲンが急速に分解される(角膜融解、keratomalacia)。角膜はゼリー状・灰白色に軟化し、24-48時間で穿孔に至りうる。実質欠損が深部に及ぶとデスメ膜瘤(descemetocele)を形成し、破綻するとSeidel陽性の穿孔・前房消失・ぶどう膜脱出を生じる。強い反射性ぶどう膜炎(前房蓄膿・低眼圧)を伴う。プロテアーゼ活性の抑制(自家血清・EDTA・ドキシサイクリン)と感染制御が治療の核心であり、ステロイドは融解を悪化させるため絶対禁忌である。
予防
馬における深部角膜潰瘍(溶解性)の予防は感染症対策と早期発見が中心。感染性結膜炎: ワクチネーション(FHV-1・FCV)と感染猫との接触回避。角膜潰瘍: 眼外傷の予防、グルーミング時の眼科ケア。白内障: 糖尿病の良好な血糖管理、遺伝性品種の繁殖管理、抗酸化物質補給。緑内障: 素因品種の定期的眼圧測定。全動物で年1回以上の眼科検診。
予後
馬における深部角膜潰瘍(溶解性)の予後は早期治療で良好だが、感染性深層潰瘍は穿孔リスクがあり眼科専門医への紹介を要する。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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