熱傷
Thermal Burns / 熱傷
概要
ヒートロック、ランプ、ヒーティングパッドなどの温度管理不良による火傷です。
主な症状
anorexia
blisters
lethargy
scale discoloration
skin burns
skin lesions
原因
温度制御されていない熱源への直接接触:ヒートロック(最も多い原因)、ガードなしのセラミックヒーター、近すぎるヒートランプ、ヒーティングパッドのサーモスタット故障。爬虫類は迅速な熱回避反射を欠き、重度の火傷を負うまで高温面に留まることがある。
病態生理
熱傷は外皮の凝固壊死を引き起こす。深度により分類:第1度(表在性紅斑)、第2度(水疱形成、部分層)、第3度(痂皮を伴う全層壊死)。深部熱傷は再生層を破壊し鱗の再生を妨げる。外皮バリアの喪失により二次感染が多い。
治療
室温の水(冷水でなく)で熱傷を冷却。クロルヘキシジン希釈液で洗浄。スルファジアジン銀クリームを毎日塗布。感染熱傷に全身性抗菌薬:エンロフロキサシン5-10 mg/kg。疼痛管理:メロキシカム0.1-0.2 mg/kg 24-48時間毎、トラマドール5-10 mg/kg PO 24-48時間毎。輸液。清潔な紙タオル床材で飼育。重度熱傷は皮膚移植または安楽死が必要な場合あり。
予防
ヒートロックを絶対に使用しない。全ての熱源をサーモスタットで制御。ヒートランプとセラミックヒーターにガードを使用。赤外線温度計で表面温度をモニター。大部分の種でバスキング表面温度は最大40-45°Cを超えないこと。
予後
熱傷の重症度と範囲に依存。第1/2度:適切な創傷管理で良好。体表面積30%超の第3度:不良。全層熱傷は永続的な瘢痕と鱗の喪失を残す。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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