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爬虫類 (Reptile) 中等度

水疱症

Blister Disease / 水疱症

概要

過度に湿った床材により皮膚に水疱が形成される疾患です。

主な症状

blisters lethargy scale discoloration skin lesions

原因

過度に湿った床材、排水不良、換気不足、乾燥した退避場所の欠如。スケイルロットの前駆段階であることが多い。細菌(シュードモナス、アエロモナス)の二次感染が多い。

病態生理

慢性的な湿気曝露が表皮バリアを損傷し、表皮層間に体液が蓄積する(水疱形成)。漿液性または漿液血性の水疱が発生し、細菌の二次感染を受けて潰瘍性皮膚炎に進行しうる。

治療

動物を直ちに清潔・乾燥した環境に移す。無菌条件下で水疱を切開し、局所消毒薬(クロルヘキシジン0.05%)とスルファジアジン銀を塗布。二次感染があれば全身性抗菌薬。治癒まで紙タオル床材で飼育。原因となる湿度問題を改善。

予防

適切な床材の湿度レベル、十分な換気、乾燥した退避場所の確保。日常的なハンドリング時に腹面を確認する。

予後

環境条件が早期に改善されれば予後極めて良好。未治療の水疱は全身感染の可能性を伴うスケイルロットに進行する。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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