← トップへ戻る
爬虫類 (Reptile) 消化器 緊急

臓器脱(胃・腸・卵管)

Organ Prolapse (Gastric/Intestinal/Oviductal) / 臓器脱(胃・腸・卵管)

概要

胃・腸・卵管の総排泄腔からの脱出。

主な症状

食欲不振 無気力 いきみ 総排泄腔からの組織突出

原因

爬虫類における臓器脱(胃・腸・卵管)の原因: 胃・腸・卵管の総排泄腔からの脱出。

病態生理

臓器脱(胃・腸・卵管)は爬虫類における外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。

治療

爬虫類における臓器脱(胃・腸・卵管)の治療は安定化、疼痛管理、創傷ケアを優先する。生命を脅かす損傷を最初に評価・対処する(気道、呼吸、循環)。種に適した鎮痛薬(NSAIDs、オピオイド、局所麻酔薬)による鎮痛が不可欠である。創傷を洗浄・デブリードマンし、一次閉鎖、二次治癒、再建手術を適宜行う。汚染創には広域抗菌薬を使用する。骨折には副子固定または外科的固定を行う。遅発性合併症をモニタリングする。

予防

臓器脱(胃・腸・卵管)の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。

予後

臓器脱(胃・腸・卵管)の予後: 急性は多くが良好。

消化器の他の疾患(爬虫類)

爬虫類の全疾患を見る →

VetDictで爬虫類の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

消化管閉塞(インパクション) (共通3症状) 卵塞(難産) (共通3症状) 排卵後卵停滞 (共通3症状) 総排泄腔脱 (共通3症状) 膀胱結石(尿路結石症) (共通3症状) 床材インパクション (共通3症状) 盲腸・結腸インパクション (共通3症状) 咬傷(Reptile) (共通3症状)
📋 爬虫類の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。