ビタミンD中毒(ウサギ)
概要
ウサギにおける中毒性の内分泌/代謝疾患。ビタミンD中毒は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示すうさぎの他の疾患を確認できます
原因
ウサギにおける中毒性の内分泌/代謝疾患。ビタミンD中毒は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
ウサギにおける中毒性の内分泌/代謝疾患。ビタミンD中毒は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
【ビタミンD中毒(ウサギ)】 ■ 病態: ビタミンD3の過剰摂取による高カルシウム血症・軟部組織石灰化。殺鼠剤(コレカルシフェロール)の誤食、サプリメントの過剰投与。 ■ 症状: 多飲多尿、食欲廃絶、嗜眠、腎不全、軟部組織の石灰沈着(腎・血管・心臓)。 ■ 診断: 血清Ca上昇(>12 mg/dL)。血清P上昇。25(OH)D3測定。X線(軟部組織石灰化)。 ■ 治療: 積極的輸液(生理食塩水 IV)。フロセミド 2-4 mg/kg IV/SC BID(Ca排泄促進)。プレドニゾロン 1-2 mg/kg PO BID(腸管Ca吸収抑制)。カルシトニン 4-6 IU/kg SC BID(重度高Ca血症時)。低Ca食。 ■ 活性炭: 摂取直後—1-2 g/kg PO。コレカルシフェロールは脂溶性のため活性炭の効果は限定的。 ■ モニタリング: 血清Ca・P・腎機能を24-48h毎。治療期間: 2-4週(コレカルシフェロールの半減期が長い)。 ■ 予後: 早期治療で良好。腎石灰化が進行した場合は予後不良。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に
予防
ウサギにおけるビタミンD中毒の予防は毒性物質へのアクセス防止が最重要。有毒植物(種特異的)・農薬・殺鼠剤・洗剤の安全な保管(施錠可能な棚)、人用医薬品の動物への不適切な使用防止、種特異的食品毒性(犬のチョコレート・ブドウ・キシリトール、猫のユリ・玉ねぎ)の飼い主教育。環境中の化学物質への慢性的曝露低減。中毒事故の大部分は適切な飼育者教育により予防可能。
予後
ウサギにおけるビタミンD中毒の予後は毒性物質の種類・摂取量・曝露から治療開始までの時間・臓器障害の程度に大きく依存。早期の除染処置(催吐・胃洗浄・活性炭投与)と積極的支持療法で多くの急性中毒は良好な転帰。肝壊死・腎不全を呈する重症例では予後不良となりうる。慢性中毒では臓器損傷が不可逆的な場合があり、長期的機能モニタリングが必要。特異的解毒薬がある場合の早期投与が予後を大きく改善(N-アセチルシステイン・ビタミンK1・キレート剤等)。
関連する薬品
※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます
中毒の他の疾患(うさぎ)
VetDictでうさぎの鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。