丹毒
概要
エリシペロスリクス・ルシオパシエによる敗血症。
主な症状
原因
インコにおける丹毒の原因: エリシペロスリクス・ルシオパシエによる敗血症。
病態生理
丹毒はインコにおける細菌感染症である。病原菌は付着因子を通じて組織にコロニーを形成し、毒素産生、酵素分泌、免疫回避戦略などの病原性メカニズムを介して侵入する。好中球浸潤、サイトカイン放出、補体活性化を含む炎症カスケードが生じる。組織損傷は細菌の直接作用と宿主の炎症反応の両方に起因する。菌種と宿主の免疫状態に応じて、膿瘍形成、敗血症、または慢性肉芽腫性炎症が発生しうる。
治療
【緊急】エリシペロスリクス・ルシオパシエ敗血症はセキセイインコに超急性死を引き起こしうる。人獣共通感染症(ヒト類丹毒)。第一選択: ペニシリンG 100-200 mg/kg IM q6-8h — E. rhusiopathiaeはペニシリン系に極めて高感受性。代替: アモキシシリン150 mg/kg PO q12hまたはアンピシリン100 mg/kg IM q8h。エンロフロキサシン15 mg/kg IM q12hを二次選択。注意: E. rhusiopathiaeはバンコマイシン、アミノグリコシド、TMP-SMXに自然耐性 — これらは使用しない。支持療法: IO/IV輸液、酸素補給、保温(28-30°C)。皮膚病変: クロルヘキシジンによる局所創傷ケア。最低7-14日間治療; 短期間では再発が多い。感染源調査: 汚染された土壌、魚、家禽製品。罹患鳥の取り扱い時は手袋着用。1%次亜塩素酸ナトリウムで環境消毒。参考文献: Wang et al. 2010, Brooke & Riley 1999。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート
予防
丹毒の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
丹毒の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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