糖尿病
概要
糖代謝障害による高血糖、多尿、食欲増加にもかかわらず体重減少。
主な症状
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臨床徴候
インコにおける糖尿病の臨床徴候はホルモン異常または代謝障害の種類により特異的パターンを示す。糖尿病: 多飲多尿・多食・体重減少。甲状腺機能亢進: 体重減少・多食・多動・心拍数上昇。クッシング症候群: 腹部膨満・脱毛・多飲多尿・薄い皮膚。アジソン病: 元気消失・嘔吐・下痢・電解質異常。低血糖: 振戦・痙攣・意識低下。早期は無症候性に進行することが多く、定期的内分泌スクリーニングが早期発見の鍵。
原因
インコにおける糖尿病の原因: 糖代謝障害による高血糖、多尿、食欲増加にもかかわらず体重減少。
病態生理
糖尿病はインコにおける代謝・内分泌疾患である。基礎病態はホルモンのフィードバックループ、酵素活性、または基質代謝の調節障害を伴う。循環ホルモン、電解質、代謝中間体のバランス異常が複数の臓器系にわたる細胞機能に影響を及ぼす。代償機構が一時的に恒常性を維持するが、最終的に代償不全に陥り、進行性の臨床的悪化と多臓器への影響を引き起こす。
診断
血液生化学で持続的な高血糖(鳥類正常値: 200-350 mg/dL)を確認。多飲多尿の病歴を聴取し排泄物中の水分量増加を評価。尿酸塩中のグルコース検出(尿糖に相当)。体重変動・食欲変化を記録。CBC で全身状態を評価。X線・超音波で膵臓・肝臓の形態変化を検索。インコ類では糖尿病は稀であるが、セキセイインコで散発的に報告がある。高脂肪種子食偏重による肥満・脂肪肝が素因となりうる。鉛中毒・膵炎・膵腫瘍による二次性糖尿病も鑑別する。フルクトサミン測定が血糖管理の長期評価に有用。
治療
セキセイインコでは稀;空腹時血糖>300 mg/dL(正常鳥類: 200-350 mg/dL)とブドウ糖負荷試験で確認。ストレス性高血糖の除外(鳥類の採血ではハンドリングストレスのみで血糖が>500 mg/dLに急上昇する一般的アーチファクト)。持続性高血糖確認時: インスリン療法 — レギュラーインスリン0.1-0.5 IU/羽 IM q12-24h で開始し効果に応じて調整;NPHインスリンは鳥類で吸収が不安定なため非推奨。経口血糖降下薬: グリピジド0.5-2 mg/kg PO q12hを試行可能だが鳥類での反応は不定。食事矯正が重要: 高糖分果実を排除、低グリセミックペレット食(ハリソンハイポテンシー)に変更、食物繊維を増加。各来院時に爪切り血液サンプル(0.5 μL)からグルコメーターで血糖モニタリング。体重管理: 目標BCS 3/5;シード偏食は高脂肪でインスリン抵抗性を悪化。基礎原因の対処: 膵炎(一般的併発疾患 — アミラーゼ/リパーゼ確認)、鉄蓄積症、肝リピドーシス。水分補給: 新鮮な水を自由飲水で提供;多尿の鳥は脱水のリスク。隔週血糖モニタリングと体重追跡による長期管理。
予防
糖尿病の予防には適切な食事設計、血液検査を含む定期的な健康モニタリング、健康体重の維持、過剰なおやつや不適切な食事の回避、無症候性変化の早期発見時の迅速な介入が含まれる。
予後
糖尿病の予後: 薬物療法で管理可能。
関連する薬品
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