尿道閉塞
概要
結石や粘液栓による尿道の完全または部分的閉塞。完全閉塞は生命を脅かします。
主な症状
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臨床徴候
ハリネズミにおける尿道閉塞の臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。
原因
ハリネズミにおける尿道閉塞の原因: 結石や粘液栓による尿道の完全または部分的閉塞。完全閉塞は生命を脅かします。
病態生理
尿石・結晶・粘液栓が尿道に嵌頓し、尿の流出が機械的に閉塞される。閉塞により膀胱が過伸展し、背圧が尿管・腎へ伝わって腎後性高窒素血症を生じ、排泄されないカリウムの蓄積による高カリウム血症で致死的となりうる。雄は尿道が細く屈曲するため閉塞しやすい。ハリネズミでは尿路結石・膀胱炎・腫瘍が基礎にあることがあり、進行すると膀胱破裂・尿毒症に至る緊急疾患で、閉塞解除と全身状態の補正を要する。
診断
尿道閉塞の診断は、排尿姿勢の持続・尿滴下・腹部膨満・元気消失を呈するハリネズミで疑う。結石・尿道炎・腫瘍が原因となる。イソフルラン鎮静下で膀胱の触診を行い、過度の膨満を確認する。腹部X線撮影で尿路結石を検出する。超音波検査で膀胱の過伸展・腎盂拡張(水腎症)を評価する。血液検査でBUN・クレアチニン・カリウムを測定し、閉塞後腎不全・高カリウム血症を評価する。カテーテル挿入は困難な場合があり、膀胱穿刺で減圧が必要となることがある。
治療
ハリネズミにおける尿道閉塞の緊急治療: イソフルラン吸入麻酔下で尿道カテーテル挿入を試みる(ハリネズミは丸まるため全身麻酔が必要)。カテーテル挿入困難な場合は膀胱穿刺による緊急減圧。静脈輸液(乳酸リンゲル液)または皮下補液で脱水補正と腎灌流維持。鎮痛としてメロキシカム0.2mg/kg SC SID。高カリウム血症がある場合は電解質補正。閉塞解除後は食事改善(低ミネラル食への変更)と十分な水分摂取を促進。結石が原因の場合は外科的膀胱切開術による摘出を検討。結石分析に基づく再発予防策を実施。
予防
尿道閉塞の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
尿道閉塞の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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