← トップへ戻る
モルモット (Guinea Pig) 感染症 中等度

皮膚糸状菌症(白癬)

Fungal Dermatitis (Ringworm) / 皮膚糸状菌症(白癬)

概要

白癬菌による皮膚の真菌感染症で、円形の脱毛斑を生じます。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示すモルモットの他の疾患を確認できます

原因

モルモットの皮膚糸状菌症(白癬)は主に Trichophyton mentagrophytes 等の感染による。汚染された敷料・環境や保菌個体との接触で伝播する人獣共通感染症。

病態生理

角質好性の糸状菌が被毛・角層・爪などの角化組織に侵入・増殖し、毛包炎・脱毛・鱗屑・痂皮を生じる。胞子は環境中で長期間感染性を保ち再感染源となる。

治療

guinea_pig皮膚糸状菌症: 局所2%ミコナゾールクリーム q12h、全身でイトラコナゾール 5-10 mg/kg PO q24h × 4-6週またはテルビナフィン 20-40 mg/kg PO q24h × 4-6週。肝酵素q2週モニタ。長毛種は毛刈り。 環境消毒(次亜塩素酸1:10)、寝床完全交換。⚠人獣共通感染症。 支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 経口ペニシリン・アンピシリン・セファロスポリンは禁忌(Clostridium difficile腸炎を誘発)。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に

予防

モルモットにおける皮膚糸状菌症の予防は感染源との接触回避と環境管理が中心。皮膚糸状菌症: 感染動物・汚染環境(グルーミング用品・カーペット・寝具)との接触回避、新規導入動物のWood lamp検査と培養スクリーニング。深在性真菌症: 流行地での過剰な土壌粉塵曝露回避(猟犬・農用動物)、地理的リスク評価。カンジダ/マラセチアの日和見感染予防には基礎疾患(内分泌異常・免疫抑制)の適切な管理と長期抗菌薬使用の慎重な評価が重要。

予後

適切な抗真菌療法で予後良好。治療期間は長期化することがある。環境の再汚染による再発に注意。

関連する薬品

💊 アンピシリン 💊 イトラコナゾール 💊 テルビナフィン 💊 メロキシカム 💊 ミコナゾール

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

感染症の他の疾患(モルモット)

モルモットの全疾患を見る →

VetDictでモルモットの鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

皮膚糸状菌症(モルモット) (共通5症状) ニキビダニ症 (共通4症状) 毛ダニ症(重度感染) (共通3症状) トリキサカルスダニ症(慢性型) (共通3症状) モルモット疥癬(モルモット) (共通3症状) ニキビダニ症(モルモット) (共通3症状) 疥癬(トリキサカルスダニ) (共通2症状) シラミ寄生症 (共通2症状)
📋 モルモットの疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。