尿路感染症(フェレット)
概要
フェレットにおける細菌性の泌尿器系疾患。尿路感染症は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
E. coli等。副腎疾患がリスク因子。
病態生理
細菌の尿路上行性感染→膀胱炎。副腎疾患による前立腺肥大が素因。
治療
【フェレットの尿路感染症】■病態: E. coli, Proteus。前立腺疾患(副腎疾患に続発)との合併多い。副腎疾患→前立腺嚢胞→尿道閉塞→UTIの連鎖。■症状: 排尿困難、血尿、頻尿。尿道閉塞→緊急。■診断: 尿検査(培養)。超音波(前立腺嚢胞・膀胱結石)。副腎ホルモン検査。■治療: アモキシシリン-クラブラン酸 12.5-25 mg/kg PO q12h×14日。エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO q12h。尿道閉塞→カテーテル留置。前立腺嚢胞→デスロレリンインプラント+/- 副腎摘出。鎮痛: メロキシカム 0.1-0.2 mg/kg PO q24h。■予後: UTIのみ→良好。副腎疾患合併→副腎治療が必要。■参考文献: Quesenberry & Carpenter 2012; Johnson-Delaney 2017
予防
副腎疾患管理。尿培養に基づく抗菌薬。
予後
単純性UTIは抗菌薬(エンロフロキサシン5 mg/kg PO q12h×14日間、またはアモキシシリン/クラブラン酸)で予後良好。副腎疾患関連の前立腺肥大が原因の場合は、副腎摘出術またはデスロレリンインプラント(4.7mg SC)が根本治療。デスロレリンは2-3週間で前立腺縮小が見られ、効果は8-20ヶ月持続。尿道閉塞の緊急解除後は再閉塞防止のための副腎疾患治療が必須。食事管理(高品質フェレット用フード、植物性蛋白過多の回避)が結石予防に重要 (Fisher PG. Vet Clin Exot Anim 2006;9:717-732)。
関連する薬品
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