犬ジステンパー
概要
致死率ほぼ100%のパラミクソウイルス感染症。全フェレットに予防接種が不可欠です。
主な症状
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原因
フェレットにおける犬ジステンパーの原因: ウイルス病原体による感染。直接接触、飛沫・空気感染、媒介物、ベクター媒介が感染経路。免疫抑制、ストレス、過密飼育、ワクチン未接種が感受性を高める。
病態生理
フェレットの犬ジステンパーは犬ジステンパーウイルス(CDV)による致死率ほぼ100%の全身性感染症。フェレットは犬と同等以上の感受性を持ち、ワクチン未接種個体では致死的。感染経路はエアロゾル・直接接触。潜伏期間7-10日。初期は発熱、漿液性鼻汁・眼脂→粘液膿性に変化。特徴的な皮膚徴候:顎下・鼠径部のオレンジ色丘疹性皮疹→足蹠・鼻鏡の角化亢進(hard pad)。神経型(2-3週目):ミオクローヌス、後肢麻痺、てんかん発作。犬用CDVワクチンは全てのフェレットに推奨されるが、フェレット用に認可されたワクチンはrecombinant canarypox-vectored(Purevax)のみ (Williams BH et al. Ferrets, Rabbits, and Rodents, 4th ed, 2020)。
治療
フェレットにおける犬ジステンパー: 特異的抗ウイルス療法は限定的。① 隔離・バリアナーシング、入院ケージは漂白剤1:32で消毒。② 支持療法: 輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温26-28℃、シリンジ給餌(Critical Care)。③ 二次性細菌感染予防: エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO/SC q12-24h(草食種に経口β-ラクタムは禁忌)。④ 鎮痛: メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h、ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg SC q8-12h。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • Booster & Relax (アダプトゲン+Bビタミン複合体): ウイルス後回復・内分泌疾患エネルギー補給・高齢期慢性疲労。アダプトゲン(ストレス適応促進)+Bビタミン複合体がエネルギー代謝と副腎機能をサポート。パルボ/ジステンパー回復期、甲状腺機能低下症/アジソン病の倦怠感、ダニ媒介性感染症回復期のエネルギー補給に • カミデミルク (消化吸収しやすい流動性栄養): 食欲不振・クリティカルケア・経管栄養。消化吸収しやすい流動性栄養で、肝リピドーシス予防(猫/ウサギ)、パルボウイルス回復期、膵炎の低脂肪栄養、巨大食道症の経口流動食、新生子の人工哺乳補助に ※カミデミルク: 完全腸閉塞は禁忌; 重症膵炎は低脂肪配合
予防
犬ジステンパーの予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
犬ジステンパーの予後: ウイルスの種類と宿主の免疫状態による。ワクチン予防可能な疾患は予防が最善。支持療法で多くが回復可能。
関連する薬品
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