ブタ連鎖球菌性髄膜炎
概要
ストレプトコッカス・スイスによる髄膜炎・関節炎・敗血症。人獣共通感染症。
主な症状
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臨床徴候
その他エキゾチック動物におけるブタ連鎖球菌性髄膜炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
その他におけるブタ連鎖球菌性髄膜炎の原因: ストレプトコッカス・スイスによる髄膜炎・関節炎・敗血症。人獣共通感染症。
病態生理
ブタ連鎖球菌性髄膜炎はStreptococcus suis(特に血清型2)によるブタの急性化膿性髄膜炎・敗血症。S. suisはブタの扁桃・鼻腔に常在し、ストレス(離乳、混合、輸送)時に菌血症→髄膜炎。臨床徴候:高熱、後弓反張(opisthotonus)、遊泳運動、振戦、けいれん、突然死。関節炎、心内膜炎、肺炎も合併しうる。ミニブタ(ペットピッグ)の飼育増加に伴い、伴侶動物としての臨床的重要性が増している。【人獣共通感染症】ヒトへの感染(髄膜炎、難聴)が報告されており、特に豚肉加工業者で職業性感染が問題 (Staats JJ et al. Vet Res Commun 1997;21:381-407)。
診断
CSF分析で好中球性細胞増多・蛋白上昇を確認。CSF・血液培養でStreptococcus suisを分離・同定。PCRで菌種確認と血清型決定。神経症状(運動失調・旋回運動・角弓反張・痙攣・振戦)と高熱が主要臨床徴候。CBC(白血球増多・左方移動)で急性細菌感染を評価。血液生化学(乳酸上昇・CRP上昇)でショック・全身炎症を確認。人獣共通感染症であり、養豚従事者への感染リスクがあるため防護措置を講じる。ワクチン接種歴を確認。
治療
その他におけるブタ連鎖球菌性髄膜炎の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
ブタ連鎖球菌性髄膜炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
ブタ連鎖球菌性髄膜炎の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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