ヤギ関節炎脳炎(CAE)
概要
ヤギに慢性関節炎・脳炎・乳房炎を引き起こすレンチウイルス。
主な症状
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臨床徴候
その他エキゾチック動物におけるヤギ関節炎脳炎(CAE)の臨床徴候は罹患部位(前脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経)により局在化所見を示す。前脳: 発作・行動変化・盲目・周徊・運動失調。脳幹: 脳神経障害・運動失調・意識障害。小脳: 企図振戦・低測定運動失調・広基歩行。脊髄: 四肢麻痺/対麻痺・排尿障害・反射異常(病変高位で異なる)。末梢神経: 筋萎縮・反射低下・遠位部優位の弛緩性麻痺。
原因
その他におけるヤギ関節炎脳炎(CAE)の原因: ヤギに慢性関節炎・脳炎・乳房炎を引き起こすレンチウイルス。
病態生理
その他エキゾチック動物におけるヤギ関節炎脳炎(CAE)の病態生理は中枢・末梢神経または神経筋接合部の機能/構造障害により神経伝達が破綻する。占拠性・圧迫性病変(椎間板ヘルニア・腫瘍・水頭症)では実質圧迫→局所虚血・浮腫→神経機能脱落を生じる。炎症性・感染性病変(髄膜脳炎)ではサイトカイン放出・血液脳関門破綻により神経細胞傷害が進行する。発作性疾患(てんかん)では神経細胞の過剰同期性発火により痙攣を反復し、重積は不可逆的神経傷害を招く。前庭・小脳病変では平衡・協調運動障害を、脊髄病変では病変部以下の運動・感覚・自律神経障害を呈する。
診断
血清学的検査(ELISA・AGID)で抗CAEウイルス抗体を検出。PCR(血液・乳汁・滑膜液)でウイルスRNAを確認。レンチウイルス感染であり、成ヤギでは慢性進行性関節炎(手根関節腫脹が特徴的)、子ヤギでは脳脊髄炎として発現。滑膜液分析で単核球増多を確認。CSF分析で蛋白上昇・リンパ球性細胞増多。CBC・血液生化学で全身状態を評価。感染は経乳汁伝播が主であり、飼育歴・母畜の感染状況を聴取。根治治療はなく淘汰が基本。
治療
【根治不可・対症療法と管理】CAEVはレンチウイルスで、感染は終生持続し根治できない。関節炎型: NSAIDs(メロキシカム 0.5 mg/kg PO q24h、フルニキシン 1.1 mg/kg IV q24h)で疼痛・炎症管理。重度関節腫脹: 関節穿刺で滑液排出。関節サプリメント(グルコサミン/コンドロイチン)の補助的使用。脳炎型(子ヤギ): 予後不良、進行性後肢麻痺に対し支持療法のみ。二次感染予防: アモキシシリン 10 mg/kg IM q12h。乳房硬結型: 搾乳困難時は淘汰を検討。間質性肺炎型: 酸素吸入、気管支拡張薬。【管理・予防】感染ヤギの初乳を子ヤギに与えない(加熱処理56°C 60分)。血清検査(AGID法/ELISA)で陽性個体を同定・隔離。感染群と非感染群の完全分離。ワクチンは存在しない。淘汰プログラムが最も効果的な制御法。
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予防
ヤギ関節炎脳炎(CAE)の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
ヤギ関節炎脳炎(CAE)の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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