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鳥 (Bird) 循環器 重度

筋胃炎

Ventriculitis (Gizzard Inflammation) / 筋胃炎

概要

感染、異物、重金属摂取による筋胃の炎症。

主な症状

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原因

鳥における筋胃炎の原因は感染性、食事性、免疫介在性、機械的、機能的要因に分類される。感染性(細菌・ウイルス・寄生虫・原虫)、食事性(不適切な食材・異物・急激な食事変更・食物アレルギー)、免疫介在性(炎症性腸疾患IBD)、機械的(腸閉塞・腸捻転・腫瘍)、機能的(運動機能障害)が含まれる。草食動物では繊維質不足と急激な食餌変更が消化管うっ滞の主原因となり、種特異的な栄養要求の理解が重要。ストレス因子(環境変化・新規動物導入)も発症に寄与する。(鳥類は気嚢システムを持ち、ストレスで急変する)

病態生理

鳥における筋胃炎の病態生理は消化管の運動・分泌・吸収・粘膜バリア機能の破綻により展開する。炎症性・潰瘍性病変では粘膜傷害→蛋白漏出・出血・吸収不良→低アルブミン血症・体重減少を生じる。閉塞・うっ滞(イレウス・GI stasis・GDV)では内容物貯留→腸管拡張・血流障害・細菌異常増殖→内毒素血症・脱水・電解質異常に進展する。膵・肝胆道病変では消化酵素・胆汁うっ滞による自己消化・全身炎症反応を惹起する。重症例では循環血液量減少性ショック・敗血症・多臓器不全に至る。

治療

【鳥における筋胃炎】 筋胃炎は培養感受性試験を診療指針とし、empiricalにはエンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h またはアモキシシリン・クラブラン酸 12.5-25 mg/kg PO q12h(小型哺乳類除く)を開始。 膿瘍形成例は外科的切開・排膿・洗浄(生食または0.05%クロルヘキシジン)が抗菌薬単独より治癒率高い。 発熱・全身症状時は炎症マーカー(SAA、CRP)と血液培養。 再発リスクの高い症例ではバイオフィルム形成菌(Pseudomonas, Staphylococcus pseudintermedius MRSP)を疑い、長期抗菌薬を6-8週継続。 具体的な薬剤目安: Sucralfate 25 mg/kg PO、Enrofloxacin 15 mg/kg PO。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。

予防

鳥における筋胃炎の予防は栄養管理と環境管理が中心。バランスの取れた高品質食、急激な食事変更回避、食物アレルゲンの特定と除去食。草食動物(ウサギ・モルモット・チンチラ・デグー): 高繊維チモシー乾草を給与量の80%以上、ペレット過剰摂取回避、新鮮野菜の段階的導入。異物誤食予防(玩具・包装材・植物の管理)。定期的駆虫、ストレス管理、適切なワクチネーション。

予後

疾患の重症度、治療開始の早さ、治療反応により異なる。早期の適切な治療介入で一般に予後改善。

関連する薬品

💊 アモキシシリン 💊 アモキシシリン・クラブラン酸 💊 エンロフロキサシン 💊 スクラルファート 💊 クロルヘキシジン

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