気管乳頭腫
概要
気管内の乳頭腫性増殖で、進行性気道閉塞を引き起こす。
主な症状
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原因
鳥における気管乳頭腫の原因: 気管内の乳頭腫性増殖で、進行性気道閉塞を引き起こす。
病態生理
鳥類の気管乳頭腫はパピローマウイルスまたはPsittacid herpesvirus(PsHV)関連の気管粘膜の良性腫瘤で、気管腔の部分〜完全閉塞を引き起こす。気管の完全軟骨環構造のため、わずかな腫瘤でも気道閉塞が顕著になる。Amazon parrotで特に有病率が高い。PsHV関連の場合は胆管・総排泄腔にも乳頭腫が併発する可能性がある (Phalen DN. Semin Avian Exotic Pet Med 2000;9:131-137)。
治療
【鳥における気管乳頭腫】 気管乳頭腫の評価には聴診・X線・必要に応じCTで肺野・気道・気嚢(鳥類)を評価。 酸素化(40-60% O2、加湿、最低限のストレス保持)、ネブライゼーション(ゲンタマイシン 5 mg + アセチルシステイン 100 mg/4 mL 生食 q8-12h)。 細菌性: 培養感受性で抗菌薬(doxycycline 5-10 mg/kg PO q12h、エンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO q12-24h)。 気管支拡張剤: テオフィリン徐放 5-10 mg/kg PO q12h(小型哺乳類で慎重)。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。
予防
気管乳頭腫の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
気管乳頭腫の予後: 軽度の上部気道感染は治療に良好に反応。肺炎は早期治療で予後改善。慢性呼吸器疾患は長期管理が必要。
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