気管ダニ(Sternostoma)(鳥)
概要
鳥における寄生虫性の呼吸器系疾患。気管ダニ(Sternostoma)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
鳥における寄生虫性の呼吸器系疾患。気管ダニ(Sternostoma)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
鳥における寄生虫性の呼吸器系疾患。気管ダニ(Sternostoma)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
気管ダニ(Sternostoma tracheacolum)。カナリア/フィンチ類に好発。気管/気嚢に寄生。治療 — 駆虫薬: イベルメクチン: 0.2-0.4 mg/kg PO/局所 × 2-3回(週1回)。 経口: 水1 mLに1-2滴(小型鳥)。 経皮(spot-on): 首裏の皮膚に滴下。 モキシデクチン: 1 mg/kg PO × 2-3回(週1回)— イベルメクチンより長時間作用。 選択的感受性: カナリア/フィンチに安全、オウム目には慎重(神経毒性リスク)。補助治療: 抗菌薬(二次感染予防): エンロフロキサシン 15 mg/kg PO q12h × 7-10日。 ネブライザー: 生食 15分 × q12h(粘液排出促進)。 加湿環境、保温。 支持療法: 強制給餌、輸液、栄養管理。診断: トランスイルミネーション: 頸部皮膚に光を当てて気管内のダニを視認。 小型鳥(カナリア/フィンチ)で有用。 糞便検査: 稀に検出(ダニ虫卵/成虫)。 気管洗浄液の顕微鏡検査。 臨床症状: 開口呼吸、喘鳴(audible click/chirp)、咳、声の変化/喪失、体重減少。群管理: 同居鳥全員の駆虫(潜伏感染あり)。 ケージ消毒(熱湯、蒸気消毒)。 新規導入鳥の検疫+予防的駆虫。予防: 新規鳥導入時の検疫、定期的な駆虫プログラム。予後: 早期駆虫で良好。重症例(気道閉塞)は予後不良。
予防
鳥における気管ダニ(Sternostoma)の予防は定期的駆虫・媒介動物制御・環境衛生の3本柱。消化管寄生虫: 子犬子猫は2-4週齢から繰返し駆虫、成獣は便検査結果に基づく定期投与。心血管寄生虫(フィラリア): 流行地での年間予防投与(イベルメクチン・ミルベマイシン等)。外部寄生虫: 月1回の外部寄生虫予防薬投与、環境清掃。散歩後のダニチェック、媒介動物(ダニ・蚊・ノミ)の生息環境改善も重要。
予後
鳥における気管ダニ(Sternostoma)の予後は寄生虫種・寄生数・宿主免疫状態・治療反応性により異なる。早期発見と適切な駆虫薬投与により多くの寄生虫症は良好な予後だが、重度感染・心血管寄生虫・血液寄生虫では治療反応が遅延する。再感染予防のための環境管理・媒介動物制御の継続が長期予後を左右する。免疫不全状態では治療抵抗性となるため、基礎疾患管理も並行する。
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