リーメレラ・アナティペスティファー感染症
概要
主にカモやガチョウに漿膜炎、敗血症、髄膜炎を引き起こす細菌感染症。
主な症状
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臨床徴候
鳥におけるリーメレラ・アナティペスティファー感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
鳥におけるリーメレラ・アナティペスティファー感染症の原因: 主にカモやガチョウに漿膜炎、敗血症、髄膜炎を引き起こす細菌感染症。
病態生理
リーメレラ感染症はRiemerella anatipestifer(グラム陰性桿菌)によるアヒル・ガチョウ・七面鳥の急性敗血症・線維素性漿膜炎。経気道感染→菌血症→心嚢膜・肝被膜・気嚢の線維素性炎症。臨床徴候:くしゃみ、鼻汁、眼脂、緑色下痢、斜頸(中枢神経侵襲時)、突然死。1-8週齢の若鳥で致死率が高く、集団発生する。21以上の血清型が知られ、交差免疫が限定的 (Swayne DE. 2020)。
診断
水禽類(アヒル・ガチョウ)の急性沈鬱・振戦・斜頸・緑色下痢の臨床評価。脳・肝臓・心囊液の細菌培養でRiemerella anatipestiferを分離(5% CO2・血液寒天・48時間)。グラム染色でグラム陰性桿菌を確認。AGID法・ELISA法で血清型を判定。PCR検査で菌種を確定。CBC(採血量≤体重の1%)でヘテロフィル著増を確認。剖検で線維素性心囊炎・肝被膜炎・気嚢炎を確認。鳥類のR. anatipestifer感染は水禽類の主要細菌性疾患であり、21血清型が知られ交差免疫は限定的
治療
鳥におけるリーメレラ・アナティペスティファー感染症の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
リーメレラ・アナティペスティファー感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
リーメレラ・アナティペスティファー感染症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。
関連する薬品
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