← トップへ戻る
鳥 (Bird) 感染症 重度

鳥腎炎ウイルス感染症

Avian Nephritis Virus Infection / 鳥腎炎ウイルス感染症

概要

アストロウイルス関連の腎炎で、若齢鳥に間質性腎炎と腎機能障害を引き起こす。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示す鳥の他の疾患を確認できます

原因

鳥における鳥腎炎ウイルス感染症の原因: アストロウイルス関連の腎炎で、若齢鳥に間質性腎炎と腎機能障害を引き起こす。

病態生理

鳥腎炎ウイルス感染症の病態生理はウイルス侵入→宿主細胞内複製→組織傷害→免疫応答の連鎖により展開する。病原ウイルスは特異的細胞受容体に結合し細胞内に侵入、ウイルスRNAまたはDNAを宿主細胞の機構を利用して複製・転写・翻訳する。宿主免疫応答(先天性免疫・適応免疫)の発動と病原体毒力のバランスが病態を決定する。急性期は局所炎症と全身性サイトカイン放出を、慢性期は臓器特異的傷害(リンパ球減少・骨髄抑制・神経傷害等)を引き起こす。

治療

birdにおける鳥腎炎ウイルス感染症: 特異的抗ウイルス療法は限定的。① 隔離・バリアナーシング(多くの鳥ウイルスは飛沫・羽毛屑から伝播)。② 支持療法: 保温28-30℃、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日(温乳酸リンゲル)、強制給餌(Emeraid Omnivore 20-30 mL/kg q4-6h)。③ 二次性細菌・真菌感染予防: エンロフロキサシン 10-15 mg/kg PO/IM q12h、イトラコナゾール 5-10 mg/kg PO q24h(アスペルギルス予防、長期使用は肝酵素モニタ)。④ ウイルス特異的: PBFD/ポリオーマ→組換えαインターフェロン 1-10万IU/kg SC q24h(限定的エビデンス)。⑤ 群管理: 新規導入鳥は最低30-45日検疫、PCR陰性確認後合流。支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意

予防

鳥腎炎ウイルス感染症の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。

予後

鳥腎炎ウイルス感染症の予後: ウイルスの種類と宿主の免疫状態による。ワクチン予防可能な疾患は予防が最善。支持療法で多くが回復可能。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 イトラコナゾール

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

感染症の他の疾患(鳥)

鳥の全疾患を見る →

VetDictで鳥の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

腎炎 (共通5症状) 腸炎 (共通4症状) 腎不全(急性/慢性) (共通4症状) 内臓痛風 (共通4症状) コクシジウム症 (共通4症状) 亜鉛中毒 (共通4症状) ヘキサミタ症 (共通4症状) 鳥類コクシジウム症(アイメリア属) (共通4症状)
📋 鳥の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。