ヘキサミタ症
概要
ヘキサミタ(スピロヌクレウス)による腸管感染症で腸炎を引き起こす。
主な症状
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臨床徴候
鳥におけるヘキサミタ症の臨床徴候は寄生虫種・寄生部位・寄生数により異なる。消化管寄生では下痢・嘔吐・体重減少・腹部膨満、外部寄生では掻痒・脱毛・皮膚炎、心血管寄生では咳・運動不耐性・腹水、血液寄生では貧血・発熱・元気消失を呈する。幼若・栄養不良個体では重症化しやすく、慢性経過では発育不良が顕著となる。
原因
鳥におけるヘキサミタ症の原因: ヘキサミタ(スピロヌクレウス)による腸管感染症で腸炎を引き起こす。
病態生理
ヘキサミタ症は鳥における消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
診断
水様性下痢・削痩・膨羽の臨床評価(特に幼鳥で重篤)。新鮮糞便の直接塗抹鏡検で運動性のある洋梨型原虫(Spironucleus/Hexamita: 6-12μm・6-8本鞭毛)を検出。糞便のギムザ染色で形態確認。CBC(採血量≤体重の1%)でヘテロフィル変動を評価。血液生化学でTP低下・グルコース低下を測定。そのう洗浄液の鏡検(上部消化管感染型)。鳥類ではHexamitosis は家禽・猛禽・フィンチに好発し、冷温環境下での検体処理が原虫運動性保持に重要(室温で急速に死滅)
治療
ヘキサミタ症(スピロヌクレウス症)の治療: メトロニダゾール25-50mg/kg PO q12h×10-14日間が第一選択の抗原虫薬。ロニダゾール6-10mg/kg PO q24h×6-10日間はメトロニダゾール耐性株の代替薬。脱水にはSC輸液(温乳酸リンゲル50-100mL/kg/日)。保温28-30℃。消化しやすい食事へ変更、食欲不振時は鳥用ハンドフィーディングフォーミュラで素嚢給餌。二次的細菌感染にはエンロフロキサシン10-15mg/kg PO/IM q12h。ビタミンA(20,000IU/kg IM単回)およびビタミンB群の補給で免疫力を回復。飼育環境の衛生管理を徹底し糞便汚染・再感染を防止。接触鳥全例を同時治療。糞便ウェットマウント検査を繰り返し原虫消失を確認。慢性キャリアは治療コースの反復が必要な場合がある。
予防
ヘキサミタ症の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
ヘキサミタ症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
関連する薬品
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