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両生類 (Amphibian) 重度

パックマンフロッグ胃過負荷症候群

Pacman Frog Gastric Overload Syndrome / パックマンフロッグ胃過負荷症候群

概要

ツノガエル属(Ceratophrys)における過大な餌の摂取または過食による急性胃過負荷。呼吸障害から死亡に至る可能性がある。

主な症状

abdominal distension anorexia bloating dyspnea lethargy regurgitation reluctance to move

原因

過大な餌の摂取(幼体への成体マウス給餌など)、1回の給餌での過剰量、または不消化な床材の誤飲。

病態生理

胃拡張が肺と体腔内臓器を圧迫し、換気を障害。未消化の餌が胃内で細菌分解を受け、ガスと毒素を産生。重症例では胃壊死・穿孔が発生しうる。

治療

摂取後早期であれば麻酔下(MS-222, 1-2 g/L)での胃洗浄。非外傷性鉗子またはエンドスコープによる餌の除去。部分消化の場合メトクロプラミド(2 mg/kg SC)を消化管運動促進薬として投与。代謝抑制のため低温環境。胃損傷疑い時は抗菌薬投与。

予防

適切なサイズの餌を給与(カエルの頭部幅を超えない)。成体ツノガエル:7-10日毎の給餌。幼体へのマウス給餌回避。誤飲防止のため細砂またはペーパータオル床材を使用。

予後

迅速な治療で予後はやや良好。胃壊死・穿孔発生時は予後不良。適切な給餌による予防が重要。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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