代謝性骨疾患(MBD)(両生類)
概要
両生類における栄養性の筋骨格系疾患。代謝性骨疾患(MBD)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
両生類における栄養性の筋骨格系疾患。代謝性骨疾患(MBD)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
両生類における栄養性の筋骨格系疾患。代謝性骨疾患(MBD)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
代謝性骨疾患(MBD)/栄養性二次性上皮小体機能亢進症(両生類)。★両生類は皮膚からのCa吸収能があるが、食事Ca:P比が最重要★。急性(低Ca痙攣/振戦): グルコン酸カルシウム10%: 50-100 mg/kg ICe(体腔内)or 経皮吸収(薄めた溶液に浸漬)。 ★両生類はIM注射困難な小型種が多い — 浸漬法が実用的★。維持療法: 昆虫へのCaパウダーダスティング(毎回の給餌時)。 Ca:P比2:1以上。D3含有/非含有を使い分け。 UVB照射: 昼行性種(ヤドクガエル等)には有用。 ★夜行性種(ツノガエル等): UVB要求量は低いがCaダスティングは必須★。食事改善: ガットローディング(昆虫にCa豊富飼料を24h前に給餌)。 ★コオロギ/ミルワームはCa:P比が悪い — 必ずダスティング★。予後: 早期+食事改善で良好。骨変形(下顎ゴム様化)は不可逆。
予防
全ての餌昆虫にCa:P比2:1以上のカルシウムサプリメントをダスティング。ビタミンD3含有サプリメントの定期使用(週1-2回)。昼行性種にはUVB照射(UVI 1.0-3.0、種による)を12時間/日サイクルで提供。夜行性種ではD3経口補給を確実に行う(UVB設置も推奨)。餌昆虫のガットローディング(高Ca低P野菜:小松菜、チンゲンサイ等)。高リン食材(ミールワーム等)の過剰給餌回避。幼体・繁殖期雌への強化栄養管理 (Stahl SJ. Vet Clin North Am Exot Anim Pract 2003;6:215-232)。
予後
早期〜中等度:栄養是正とCa補給(グルコン酸Ca 50-100 mg/kg PO q24h)で数ヶ月かけて改善可能。骨密度の回復には最低3-6ヶ月の継続治療が必要。重度の骨変形・病的骨折は不可逆だが、栄養管理で進行を停止できる。低Ca血症性テタニー・けいれんは緊急治療(Ca gluconate ICe)で管理可能だが、心停止リスクあり。rubber jaw(下顎軟化)は摂食困難から補助給餌が長期必要となりQOL低下。予防が最も費用対効果の高い戦略であり、飼育者教育が重要 (Mader DR. Reptile and Amphibian Medicine and Surgery, 3rd ed, 2019)。
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