増殖性骨関節症
概要
骨増殖を伴う慢性変性性関節疾患で、疼痛と運動制限を引き起こす。
主な症状
原因
爬虫類における増殖性骨関節症の原因: 骨増殖を伴う慢性変性性関節疾患で、疼痛と運動制限を引き起こす。
病態生理
増殖性骨関節症は爬虫類における整形外科・筋骨格系疾患である。骨、関節、または支持軟部組織の構造的損傷、変性変化、発達異常を伴う。軟骨変性、軟骨下骨リモデリング、滑膜炎が関節疾患を特徴づける。腱・靭帯損傷は機械的安定性を障害する。疼痛、跛行、運動性低下がQOLに大きく影響する特徴的な臨床徴候である。
治療
【疼痛管理(マルチモーダル)】メロキシカム0.2-0.4 mg/kg PO/IM q24-48h(爬虫類の一次NSAIDs、種の代謝率により投与間隔を調整)、トラマドール5-10 mg/kg PO q48-72h(中等度〜重度疼痛)、ガバペンチン5-10 mg/kg PO q72h(神経障害性疼痛)。【環境管理】POTZ至適化 — 低温環境は薬物代謝を低下させ抗炎症反応を障害する。体重管理: 肥満は関節負荷を増大させる(飼育下リクガメ・イグアナ科で好発)。低プロファイルのシェルター提供、登り構造物の代わりにスロープ設置、軟質床材使用、浅い水皿で容易にアクセス可能にする。【感染性関節炎の疑い】(マイコプラズマ、クラミジア)関節穿刺で細胞診・培養。エンロフロキサシン5-10 mg/kg PO/IM q24-48hまたはドキシサイクリン10 mg/kg PO q24h×21-45日間。【理学療法】温浴中の関節可動域訓練。大型水生・半水生種では水中療法。【栄養サポート】カルシウム/ビタミンD3補給でMBD併発を予防。慢性例では関節強直が生じうるが、爬虫類での外科的関節固定術の適応は稀。3-6ヶ月毎のレントゲン経過観察。【長期管理】最小有効量でのNSAIDs生涯投与、定期的な腎機能モニタリング。
予防
増殖性骨関節症の予防: 定期健診。適切な栄養。ストレス軽減。早期受診。
予後
増殖性骨関節症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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