肥満
概要
過食や運動不足による過剰な体脂肪蓄積で、脂肪肝などの疾患を引き起こすリスクがあります。
主な症状
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臨床徴候
爬虫類における肥満の臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。
原因
過給餌(頻度が多すぎる・大きすぎる餌)、高脂肪食、飼育下での運動不足、環境エンリッチメントの欠如、動物の代謝ニーズではなく飼い主のスケジュールに合わせた給餌。
病態生理
過剰なカロリー摂取は体腔内脂肪体、皮下組織、肝臓に脂肪として蓄積される。肝細胞への脂肪蓄積が肝リピドーシスを引き起こす。肥満は関節への機械的ストレスを増加させ、移動を障害し、繁殖成功率を低下させ、寿命を短縮する。脂肪沈着は内臓を圧迫しうる。
診断
体重測定とBCS(Body Condition Score)で肥満度を判定。種別の標準体重との比較。体腔内超音波で脂肪体の過剰蓄積と肝臓の脂肪変性(エコー輝度上昇)を評価。生化学でコレステロール・トリグリセリド・尿酸・肝酵素を測定し脂質代謝異常・肝リピドーシスを検索。食餌内容(カロリー過多・高脂肪昆虫偏重)・運動量・飼育スペースの詳細な聴取が必須。
治療
段階的カロリー削減 — 急速な絶食は肝リピドーシスを誘発するため行わない。給餌頻度と餌サイズの削減。活動促進のためケージサイズと環境複雑性の増加。ボディコンディションスコアの定期的モニタリング。月1-2%の体重減少を目標。
予防
種に適切な量と間隔での給餌、環境エンリッチメントの提供、運動のための十分なケージサイズの確保、定期的なボディコンディションのモニタリング。
予後
段階的な食事改善と活動増加で予後良好。肝リピドーシスの併発は予後を悪化させる。
栄養の他の疾患(爬虫類)
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