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爬虫類 (Reptile) 重度

骨髄炎

Osteomyelitis / 骨髄炎

概要

咬傷や血行性播種に続発する骨組織の細菌感染症です。

主な症状

anorexia firm mass lameness lethargy swelling

原因

敗血症からの血行性細菌播種、咬傷や外傷からの直接接種、隣接する軟部組織感染や甲羅骨折(カメ類)からの進展、術後感染。一般的な起因菌:Pseudomonas、Salmonella、Aeromonas、Mycobacterium。

病態生理

細菌が骨に定着し炎症、骨溶解、壊死骨片形成を引き起こす。血管のない壊死骨片は全身性抗菌薬が到達不能な細菌を保護する。慢性骨髄炎は感染域の周囲に新骨の被膜を形成する。爬虫類では膿の乾酪性の性質がさらに抗菌薬浸透を制限する。

治療

培養感受性に基づく長期全身性抗菌薬(最低6-8週間):セフタジジム20 mg/kg IM 72時間毎またはエンロフロキサシン5-10 mg/kg。壊死骨片と壊死骨の外科的デブリドマンが不可欠。局所抗菌薬デリバリー(AIPMMAビーズ)が有効な場合あり。治癒モニタリングのための連続X線撮影。

予防

全ての外傷への適切な創傷管理。清潔な飼育環境の維持。血行性播種前の感染の早期治療。無菌手術技法。

予後

要注意。爬虫類の骨髄炎は乾酪性膿、抗菌薬の骨浸透不良、遅い治癒のため治癒が困難。早期の積極的治療で転帰改善。慢性例は切断を要する場合あり。

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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
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