外部寄生ダニ(ヘビダニ)
External Mites (Ophionyssus) / 外部寄生ダニ(ヘビダニ)
概要
外部寄生ダニの感染で、ヘビに最も多いですが全ての爬虫類に影響し得ます。
主な症状
anorexia
dysecdysis
excessive soaking
lethargy
skin irritation
visible mites
原因
Ophionyssus natricis(ヘビダニ)の寄生。感染動物、汚染床材、器具を介して導入。ダニは宿主離脱後も数週間生存可能で、コレクション全体に急速に蔓延する。ペットショップや爬虫類イベントが主な感染源。
病態生理
ダニは血液とリンパ液を吸血し、大量寄生で貧血を引き起こす。皮膚刺激により皮膚炎と脱皮不全を起こす。ダニはアエロモナス、封入体病(IBD)ウイルスなどの病原体のベクターである。慢性刺激はストレス関連の免疫抑制を招く。
治療
動物をケージから除去。ケージを希釈漂白剤またはF10で除菌・消毒。動物の治療:フィプロニルスプレー(頭部を避けて軽く塗布)、またはイベルメクチン0.2 mg/kg PO/SC 14日毎×3回(カメ類には不可)。捕食性ダニ(タウルス/ヒポアスピス)による生物学的防除。ライフサイクル断絶のため2週間間隔で3サイクル反復治療。
予防
全ての新規爬虫類を30-60日間検疫。購入前に動物を入念に検査。ケージ間で床材や器具を共用しない。コレクションに予防的捕食性ダニを使用。
予後
包括的に治療すれば予後良好。環境治療は動物の治療と同等に重要。環境未処理では急速な再寄生を招く。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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