卵管炎
概要
卵管の細菌感染による腹膜炎。
主な症状
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臨床徴候
オウムにおける卵管炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
オウムにおける卵管炎の原因: 卵管の細菌感染による腹膜炎。
病態生理
オウムの卵管炎は細菌感染症で、病原体(細菌・ウイルス・真菌・原虫)の感染が直接的な原因であり、宿主の免疫力低下、過密飼育、不衛生な環境、慢性的ストレス、栄養不良、併発疾患が感染リスクを著しく増大させる。病原体が組織に侵入→増殖→炎症反応→組織障害。ストレス、免疫低下、不適切な環境管理が発症の素因。
診断
雌鳥の腹部膨満・沈鬱・食欲不振・産卵停止・クロアカ排泄物異常から卵管炎を疑う。X線・超音波で卵管腫大・腹腔液貯留・卵殻異常を確認。腹腔穿刺で膿性〜卵黄混濁液を採取し培養・感受性試験を実施。CBC/生化学でヘテロフィル著増・高Ca血症・肝酵素上昇を評価。E. coliが最も一般的な起因菌。慢性産卵・卵管脱の既往が素因。大型オウム類(特に単独飼育雌)では慢性産卵に伴う卵管炎が多く、卵黄性腹膜炎への進展に注意。
治療
オウムにおける卵管炎の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
卵管炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
卵管炎の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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