緑膿菌感染症
概要
汚染水由来の緑膿菌による呼吸器・消化器疾患。
主な症状
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臨床徴候
オウムにおける緑膿菌感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
オウムにおける緑膿菌感染症の原因: 汚染水由来の緑膿菌による呼吸器・消化器疾患。
病態生理
オウムの緑膿菌感染症は細菌感染症で、細菌(Pasteurella, Bordetella, Streptococcus等)、ウイルス(パラインフルエンザ、アデノウイルス等)、または真菌の気道への感染が原因である。病原体が組織に侵入→増殖→炎症反応→組織障害。ストレス、免疫低下、不適切な環境管理が発症の素因。
診断
慢性副鼻腔炎・耳炎・皮膚感染・敗血症から緑膿菌感染を疑う。患部の培養・感受性試験でPseudomonas aeruginosaを分離同定。グラム染色でグラム陰性桿菌を確認。CBC/生化学でヘテロフィル増多・肝酵素上昇を評価。正常なオウム類の消化管はグラム陽性菌優勢であり、緑膿菌検出は病的意義が高い。多剤耐性株が多く感受性試験が治療方針決定に不可欠。大型オウム類では水飲み場・環境の衛生管理歴を聴取する。
治療
オウムにおける緑膿菌感染症: ① β-ラクタマーゼ・効率排出ポンプによる耐性が多発—培養感受性必須。② 全身: シプロフロキサシン/エンロフロキサシン 10-20 mg/kg PO/IM q12h、セフタジジム 20-30 mg/kg IM q8-12h、アミカシン 15-20 mg/kg IM q24h(TDM)、ピペラシリン/タゾバクタム 50 mg/kg IV q6-8h(重症)。③ 外耳炎: 1% 酢酸 + ゲンタマイシン点耳 q12h、慢性例はTRIS-EDTA前処置で外膜浸透改善。④ 角膜潰瘍: シプロフロキサシン 0.3% 点眼 q1-2h(最初24h)、その後 q4-6h。⑤ ⚠院内感染源—環境消毒(次亜塩素酸1:10、加熱)、湿潤環境を避ける。
予防
緑膿菌感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
緑膿菌感染症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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