甲状腺腫(Parakeet)
Goiter / 甲状腺腫(Parakeet)
概要
インコにおける栄養性の内分泌/代謝疾患。甲状腺腫は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
貧血
活動低下
羽毛喪失
無気力
呼吸困難
痙攣
皮下出血
突然死
原因
ヨウ素欠乏(シード食のみ)。ペレット食では稀。
病態生理
ヨウ素欠乏→甲状腺代償性過形成→甲状腺腫大→気管/食道圧迫→呼吸困難・吐出。シード食のセキセイインコに好発。
治療
甲状腺疾患管理:機能亢進症→メチマゾール 2.5-5 mg PO q12h(猫)、ラジオアイオダイン(I-131)、甲状腺摘出術。機能低下症→レボチロキシン 0.02 mg/kg PO q12h(犬)。T4モニタリング q4-6週で用量調整。腎機能モニタリング(亢進症治療で腎血流低下)。 (Carpenter, Exotic Animal Formulary 6th ed)
予防
バランスの取れた食事(ペレット主体)。ルゴール液。
予後
栄養性疾患の多くは原因となる栄養不均衡の是正により良好な予後が期待できる。早期に適切な食事矯正とサプリメント補充が開始されれば、多くの臨床症状は可逆的である。しかし成長期の骨格変形や重度の神経障害など、長期の栄養欠乏により不可逆的な構造変化が生じた場合は完全な回復が困難である。継続的な栄養モニタリングと食事管理が再発防止に不可欠である。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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