アタデノウイルス感染(トカゲ)
概要
トカゲにおけるウイルス性の肝臓/胆道疾患。アタデノウイルス感染は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
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原因
トカゲにおけるウイルス性の肝臓/胆道疾患。アタデノウイルス感染は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
トカゲにおけるウイルス性の肝臓/胆道疾患。アタデノウイルス感染は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
治療
トカゲのアタデノウイルス感染症(Atadenovirus)。フトアゴヒゲトカゲで特に重要。幼体で致死率が高い。★フトアゴヒゲトカゲの幼体死亡の主要原因★。■臨床症状: 幼体: 急性死、肝壊死、腸炎。 成体: 不顕性感染が多いが、免疫抑制で発症。 肝障害、口内炎、神経症状(運動失調 — 一部)。■診断: 総排泄腔スワブPCR。血液PCR。組織病理: 好塩基性核内封入体(肝、腸粘膜)。■治療(支持療法): 保温: POTZ内(28-35℃、種による)。 輸液: SC 10-25 mL/kg/day。 肝保護: シリマリン 50-100 mg/kg PO q24h。 強制給餌。 二次感染: セフタジジム 20 mg/kg IM q72h or エンロフロキサシン 5 mg/kg IM q24h。 コクシジウム併発(ADV感染個体に多い): トルトラズリル 15 mg/kg PO q48h。■感染管理: ★フトアゴ繁殖個体は全例PCRスクリーニング推奨★。 糞口感染。飼育器具共有禁止。隔離。 成体キャリアから幼体への感染が最も危険。■予後: 幼体→不良。成体→不顕性キャリアとして長期生存可能。参考文献: Ball I et al. (2014) Vet Pathol; Kim DY et al. (2002); Divers & Stahl (2019).
予防
トカゲにおけるアタデノウイルス感染の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。
予後
無症候キャリアは予後良好(正常寿命を全うできる)。臨床発症(肝炎、消化管症状)は支持療法+コクシジウム駆虫(ポナズリル30 mg/kg PO q24h×7日)。肝不全に進行した場合は予後不良。新規フトアゴのPCRスクリーニング、コクシジウムの同時検査が推奨 (Kim DY et al. 2002)。
関連する薬品
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