← トップへ戻る
ハムスター (Hamster) その他 中等度

脾腫(ハムスター)

Splenic Enlargement / 脾腫(ハムスター)

概要

ハムスターにおける代謝性の血液疾患。脾腫は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示すハムスターの他の疾患を確認できます

原因

ハムスターにおける代謝性の血液疾患。脾腫は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

病態生理

ハムスターにおける代謝性の血液疾患。脾腫は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

治療

ハムスター脾腫の治療: ① 脾腫は独立疾患ではなく、原因鑑別が必須—鬱血性(門脈圧亢進・心不全・脾捻転)、増殖性(リンパ腫・血管肉腫・MCT・髄外造血)、感染性(マイコプラズマ・エールリヒア・バベシア・FIV・FeLV・敗血症)、免疫介在性(IMHA・SLE・脾過誤腫)、薬剤性(バルビツール酸長期)。② 確定: 触診・超音波(びまん性 vs 結節性、血管系評価)、CBC・生化学・凝固系、塗抹(血液寄生虫・腫瘍細胞)、感染症PCR・抗体、脾穿刺/針生検(細胞診—リンパ腫・MCT・髄外造血鑑別)、CT(病期評価・血管造影)。③ 緊急脾捻転: 緊急脾摘出術—腹部膨満・低血圧・乳酸上昇・心不全合併で死亡率高い。④ 腫瘍性(血管肉腫・リンパ腫): 脾摘出+化学療法(血管肉腫はDoxorubicin、リンパ腫はCHOP)、破裂例は緊急輸血+外科。輸血: 同種輸血が理想(事前クロスマッチ)—ウサギ・モルモットでは少量(5-10 mL/kg, 10 mL/kg/h)を緩徐に。ドナーは同種・同居の健常個体から採血(最大体重の1%)。 ⑤ 感染性: ドキシサイクリン 5-10 mg/kg PO q12h × 28日(リケッチア・マイコプラズマ)、イミドカルブ(バベシア)。⑥ 鬱血性: 基礎疾患治療(心不全→ピモベンダン・利尿、門脈圧亢進→原因対処)。⑦ モニタ: 4-8週毎の超音波と血液検査、腫瘍例は転移評価。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。

予防

ハムスターにおける脾腫の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。

予後

ハムスターにおける脾腫の予後は病原体の毒力・宿主免疫状態・治療開始時期・基礎疾患の有無により大きく異なる。早期診断と適切な抗病原体療法・支持療法により多くの感染症は良好な予後となる。宿主の免疫抑制・若齢・高齢・多臓器不全併発例は予後不良となりうる。再発・慢性化・薬剤耐性発現も予後に影響する重要因子である。

関連する薬品

💊 ドキシサイクリン 💊 メロキシカム 💊 ドキソルビシン

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

その他の他の疾患(ハムスター)

ハムスターの全疾患を見る →

VetDictでハムスターの鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

冬眠企図(休眠)(ハムスター) (共通8症状) 腹膜炎(ハムスター) (共通8症状) 熱中症(ハムスター) (共通8症状) 心膜炎(ハムスター) (共通8症状) 動脈硬化症(ハムスター) (共通8症状) 形質細胞腫(ハムスター) (共通8症状) 臼歯過成長(ハムスター) (共通8症状) 共食い(ハムスター) (共通8症状)
📋 ハムスターの疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。