緑膿菌感染症
概要
汚染された給水ボトルや湿った環境に関連することが多い日和見細菌感染症です。
主な症状
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臨床徴候
ハムスターにおける緑膿菌感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
ハムスターにおける緑膿菌感染症の原因: 汚染された給水ボトルや湿った環境に関連することが多い日和見細菌感染症です。
病態生理
緑膿菌はバイオフィルムと多彩な毒素・蛋白分解酵素で組織を傷害し、難治性の外耳炎・角膜融解・創部感染を起こす。多剤耐性が高く治療に難渋する。
診断
創傷感染・中耳炎・肺炎の臨床評価。患部スワブの細菌培養・感受性試験でPseudomonas aeruginosaを同定(多剤耐性パターンの確認が重要)。CBC(採血量≤体重の1%)で好中球増加を確認。血液生化学で全身状態を評価。緑色膿汁の排出が特徴的臨床所見。胸部X線で肺炎合併を検索。中耳炎/内耳炎では頭部X線/CTで鼓室の混濁・骨溶解を確認。飲水ボトルの細菌汚染検査(Pseudomonasは水系環境に常在)。バイオフィルム形成による難治性感染に注意
治療
ハムスターにおける緑膿菌感染症: ① β-ラクタマーゼ・効率排出ポンプによる耐性が多発—培養感受性必須。② 全身: シプロフロキサシン/エンロフロキサシン 10-20 mg/kg PO/IM q12h、セフタジジム 20-30 mg/kg IM q8-12h、アミカシン 15-20 mg/kg IM q24h(TDM)、ピペラシリン/タゾバクタム 50 mg/kg IV q6-8h(重症)。③ 外耳炎: 1% 酢酸 + ゲンタマイシン点耳 q12h、慢性例はTRIS-EDTA前処置で外膜浸透改善。④ 角膜潰瘍: シプロフロキサシン 0.3% 点眼 q1-2h(最初24h)、その後 q4-6h。⑤ ⚠院内感染源—環境消毒(次亜塩素酸1:10、加熱)、湿潤環境を避ける。
予防
緑膿菌感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
緑膿菌感染症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。
関連する薬品
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