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モルモット (Guinea Pig) 感染症 中等度

包皮腺膿瘍

Preputial Gland Abscess / 包皮腺膿瘍

概要

雄の包皮腺の細菌性膿瘍で、包皮付近に腫脹を引き起こす。

主な症状

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臨床徴候

モルモットにおける包皮腺膿瘍の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。

原因

モルモットにおける包皮腺膿瘍の原因: 雄の包皮腺の細菌性膿瘍で、包皮付近に腫脹を引き起こす。

病態生理

盲腸内細菌叢異常(抗生物質誘発性)は抗菌薬投与や急激な食事変化による腸内細菌叢の撹乱を契機に、Clostridium 属菌(C. perfringens、C. difficile、C. spiroforme 等)が異常増殖し、外毒素(toxin A/B、α・ι・ε毒素など)を産生することで発症する。毒素は腸上皮細胞を傷害して粘膜壊死・透過性亢進・体液漏出を引き起こし、重度の下痢・腸毒素血症・毒素性ショックへ進展する。草食小動物では特に急速に致死的となる。

診断

雄モルモットの包皮腺領域の視診・触診で腫脹・疼痛・波動感のある膿瘍を確認。FNA/切開排膿で乾酪様膿(caseous pus、モルモット特有)を確認。細菌培養・感受性試験(Staphylococcus aureus等が多い)。CBC(好中球増多)・血液生化学。腹部超音波で膿瘍の深さ・範囲を評価。鑑別:包皮腺腫瘍、脂腺過形成、鼠径ヘルニア。モルモットの膿瘍は乾酪状で排膿困難なため、外科的切除が推奨される。

治療

モルモットにおける包皮腺膿瘍の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。

予防

包皮腺膿瘍の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

包皮腺膿瘍の予後: 多くの皮膚疾患は適切な治療で予後良好。感染性疾患は抗菌薬/抗真菌薬で治癒可能。アレルギー性は長期管理が必要。

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